1級土木施工管理技士|基本無料

土木一般の対策

01 「土木一般」は本試験でどう出るか

1級土木施工管理技士の第一次検定は、全問が四肢択一のマークシート方式で行われます。検定科目は土木工学等・施工管理法・法規の3科目で、このうち施工管理法だけが「知識」と「応用能力」に分かれます。合格基準は「全体の得点が60%以上、かつ施工管理法(応用能力)の得点が60%以上」とされており、応用能力にだけ足切りが設けられている点が1級の大きな特徴です(受検の手引には、試験の実施状況等を踏まえ変更する可能性がある旨の但し書きが付いています)。

出題は問題Aと問題Bの2冊に分かれ、近年は全101問の出題から70問を解答する形で実施されています。「土木一般」は問題Aに置かれ、近年は15問の出題から12問を選んで解答する形でした。選べるのは実質3問だけですから、選択問題とはいえ、ほぼ全テーマに手が届く状態にしておく必要があります。なお、区分ごとの問題数・解答数は受検の手引には示されておらず、実際の問題冊子から分かる実績値ですので、最新の扱いは当日の問題冊子の指示に従ってください。

内容は土工・コンクリート・基礎工という、土木のいちばん基本になる3本柱です。ここでの理解は他分野をそのまま支えます。実際、施工管理法の土工品質管理やコンクリート品質管理、さらに応用能力の設問は、土木一般で学んだ内容を現場の判断に置き換えたものとして出てきます。1級では、施工上の留意点や数値の根拠まで踏み込んで問う出題が中心になります。

形式は「適当でないものはどれか」と誤りを1つ選ばせるものが中心で、土量変化率や締固め度、単位セメント量といった簡単な計算も混じります。計算といっても四則演算で片づく水準なので、公式の形さえ覚えておけば確実な得点源になります。

02 収録している14テーマ(全140問)

本サイトの「土木一般」は14テーマ×各10問、合計140問を収録しています。土工から始めてコンクリート、基礎工へと進む順に並べてあります。

土質調査と原位置試験

標準貫入試験とN値、スウェーデン式サウンディング、ポータブルコーン貫入試験、平板載荷試験、現場透水試験など、原位置で行う調査の目的と得られる値を整理します。どの試験がどの設計・施工上の判断に使われるのかという結びつきが問われます。

土工作業の分類と建設機械の選定

バックホゥ・トラクタショベル・ブルドーザ・スクレーパ・スクレープドーザなど、掘削・積込み・運搬・敷均し・締固めの各作業にどの機械が向くのかを整理します。運搬距離による使い分け、履帯式と車輪式の違い、コーン指数とトラフィカビリティーの関係も重要です。

盛土の施工と締固め管理

盛土材料に求められる性質、まき出し厚と締固め後の仕上り厚さ、基礎地盤の処理、構造物の裏込め部や片切り片盛り部の施工を扱います。締固め管理には品質規定方式と工法規定方式の2つがあり、この違いは繰り返し問われます。

切土の施工とのり面保護工

切土のり面の勾配と小段の考え方、施工中の一時的なのり面排水、のり面点検を扱います。保護工は、植生による保護と構造物による保護に分けたうえで、湧水のあるのり面ではモルタル吹付けが適さないといった、現場条件との相性を押さえます。

軟弱地盤対策工法

サンドドレーンなどの圧密促進工法、載荷重工法・押え盛土工法、サンドコンパクションパイルによる締固め、深層混合処理などの固結工法を、「何を目的とした工法か」という切り口で分類します。液状化対策や表層処理工法も含みます。

土留め工と掘削の施工

親杭横矢板・鋼矢板・地中連続壁といった土留め壁の種類と適する条件、切ばり式とアンカー式の違い、掘削と支保工の施工順序を扱います。ヒービング・ボイリング・盤ぶくれという掘削底面の破壊現象は、それぞれ起きる土質と機構が違うため対比で覚えます。

コンクリート用材料(セメント・骨材・水)

ポルトランドセメントの種類ごとの性質と混合セメントの特徴、骨材の粒度・粒形・含水状態(絶乾・気乾・表乾・湿潤)、練混ぜ水に求められる品質を学びます。アルカリシリカ反応の抑制対策やセメントの貯蔵方法も出題されます。

混和材料とコンクリートの配合設計

AE剤・減水剤・流動化剤といった混和剤と、フライアッシュ・高炉スラグ微粉末・膨張材などの混和材を区別して覚えます。水セメント比・単位水量・単位セメント量・細骨材率の意味と、それぞれを大きくしたときに何が起きるかが配合設計の中心です。

フレッシュコンクリートの性質と試験

ワーカビリティー・コンシステンシー・プラスティシティーなどの用語、スランプ試験と空気量試験、ブリーディングとレイタンス、材料分離を扱います。レディーミクストコンクリートの受入れ検査、たとえばスランプ12cmに対する許容差±2.5cmといった数値も押さえます。

コンクリートの運搬・打込み・締固め

練混ぜから打終わりまでの時間の限度、コンクリートポンプによる圧送、打込みの高さと打重ね時間、内部振動機(棒状バイブレータ)の挿入間隔と引き抜き方を学びます。沈みひび割れとその対策であるタンピングも定番の出題です。

養生・打継目・型枠及び支保工

湿潤養生の期間の目安とセメントの種類による違い、水平打継目のレイタンス除去、打継目を設けてよい位置、型枠に作用する側圧と取外しの順序を扱います。型枠支保工は労働安全衛生法の規定とも結びつく重要テーマです。

寒中・暑中・マスコンクリート

気温や部材寸法という条件に応じた施工の工夫を扱います。寒中では初期凍害を防ぐための練上がり温度と保温養生、暑中では運搬中のスランプ低下やコールドジョイントの防止、マスコンクリートでは水和熱による温度ひび割れの抑制が中心です。1級ではこの区分の出題が安定して見られます。

基礎工(既製杭・場所打ち杭・直接基礎)

打撃工法・中掘り杭工法・プレボーリング杭工法の特徴と、市街地での騒音振動を踏まえた工法選定を学びます。場所打ち杭は、オールケーシング・リバースサーキュレーション・アースドリル・深礎の4工法で孔壁の保護方法が異なる点が最大の論点です。直接基礎の支持層の確認や基礎底面の処理も扱います。

鉄筋の加工・組立てとかぶり

鉄筋は原則として常温で加工すること、曲げ内半径の考え方、重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手の特徴と使い分けを扱います。継手を同一断面に集中させない理由、鉄筋のあきとかぶりが果たす役割、スペーサで所定のかぶりを確保する方法まで、配筋の実務に直結する内容です。

03 12問を取り切るための学習のコツ

まず優先すべきはコンクリート分野です。用語の定義と数値がはっきりしており、覚えたことがそのまま得点につながります。水セメント比を小さくすれば強度と耐久性は上がるが施工しにくくなる、単位水量が多いとブリーディングや乾燥収縮が増える、といった「原因と結果の向き」を一つずつ言葉にして確認していくと、初見の選択肢でも判断できるようになります。

次に取り組みたいのが土工です。ここは数値の丸暗記より、土量変化率のような計算の型と、工法の目的による分類が効きます。軟弱地盤対策工法は数が多く見えますが、「水を抜いて圧密を早める」「重さで先に沈ませる」「締め固めて密にする」「固めて強くする」の4グループに仕分けてしまえば、あとは各グループの代表的な工法名を結びつけるだけです。

混同しやすい論点も先に潰しておきましょう。締固め管理の品質規定方式と工法規定方式、骨材の表乾状態と気乾状態、ヒービング(軟弱な粘性土で掘削底面が盛り上がる)とボイリング(砂質土で水とともに砂が噴き上がる)は、どれも繰り返し狙われる対比です。似た者どうしを並べて違いを一言で言えるかどうか、自分に問いかけてみてください。

15問中12問という構成は、苦手を3つまでしか許してくれません。深追いが必要なのは特殊な工法の細部くらいで、それ以外はひととおり触れておく価値があります。とくに寒中・暑中・マスコンクリートは、覚える数が少ないわりに出題が安定しているので、後回しにせず早めに一周しておくことをおすすめします。

04 初学者がつまずきやすい用語

土量変化率(L・C)

地山にある土を掘ると体積が増え、締め固めると減ります。地山の体積を1としたときの、ほぐした土の体積の比がL、締め固めた後の体積の比がCです。地山土量1,000m³をL=1.20・C=0.90の条件で盛土にすれば、運搬土量は1,200m³、締固め後の盛土量は900m³になります。運搬土量を求めるときはL、盛土量を求めるときはCを使う、と覚えておくと迷いません。

ブリーディングとレイタンス

打ち込んだコンクリートの中で、練混ぜ水の一部が表面へ浮き上がってくる現象がブリーディングです。その水と一緒に上がってきた微細な粒子が表面に薄い層として残ったものがレイタンスで、これは強度がなく付着も悪いため、打継ぎの前には必ず取り除きます。

コーン指数

建設機械が地面の上を走れるかどうか(トラフィカビリティー)を判断する指標です。ポータブルコーン貫入試験で測り、値が大きいほど固い地盤を意味します。接地圧の小さい湿地ブルドーザは低い値でも走れますが、ダンプトラックのように接地圧の大きい機械ほど、より大きなコーン指数が必要になります。

ワーカビリティーとコンシステンシー

コンシステンシーは、水分量によって決まる変形のしにくさそのものを指します。ワーカビリティーは、それに加えて材料分離を起こさずに運搬・打込み・締固め・仕上げができるかという、作業のしやすさ全体を表す言葉です。スランプ試験で直接測れるのはコンシステンシーのほうだ、という点が問われます。

05 実際に問題を解いて確かめる

読んで理解したつもりでも、四肢択一の形で問われると意外と迷うものです。本サイトでは「土木一般」の140問すべてに、正解の理由だけでなく、他の選択肢がなぜ誤りなのかまで解説をつけています。間違えた問題は自動的に記録され、あとからまとめて復習できます。

登録不要・スマートフォン対応で、今すぐ取り組めます。まずは1テーマ10問から始めてみてください。

本サイトが扱うのは第一次検定のみです。第二次検定(記述式・経験記述)は対象に含みません。第一次検定は、受検年度中に満19歳以上となる方であれば、学歴や実務経験を問わず受検できます(令和6年度の受検資格の見直しによるものです)。試験を実施しているのは一般財団法人 全国建設研修センターで、第一次検定の合格者には「1級土木施工管理技士補」の称号が与えられます。

06 土木一般の一問一答(解説つき)
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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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