寒中コンクリートおよび暑中コンクリートとして扱う条件に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①日平均気温が4℃以下になると予想されるときは、寒中コンクリートとする。
- ②日平均気温が0℃以下になると予想されるときは、寒中コンクリートとする。
- ③日平均気温が20℃を超えると予想されるときは、暑中コンクリートとする。
- ④日平均気温が30℃を超えると予想されるときは、暑中コンクリートとする。
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コンクリートの硬化はセメントと水の化学反応によるため、気温の影響を強く受けます。そこで、極端な気温のもとでは特別な扱いが必要になり、その境目が数値で定められています。
寒中コンクリートとして扱うのは、日平均気温が4℃以下になることが予想されるときです。0℃ではないことに注意してください。0℃まで下がってから対応したのでは手遅れで、水が凍り始める前の段階から、反応の遅れや初期凍害への備えが必要になるためです。
暑中コンクリートとして扱うのは、日平均気温が25℃を超えることが予想されるときです。この温度を超えると、水和反応が速く進んでスランプの低下が早まり、コールドジョイントや乾燥によるひび割れが生じやすくなります。
いずれも「日平均気温」で判断する点も大切です。日中の最高気温や夜間の最低気温ではありません。また、実際の気温ではなく、これから施工する期間に予想される気温で判断し、あらかじめ計画を立てておくという考え方も押さえておきましょう。
(根拠:コンクリート標準示方書 施工編によります)
他の選択肢が不適切な理由
「日平均気温が0℃以下になると予想されるときは、寒中コンクリートとする。」は、境目が4℃以下であるため誤りです。
「日平均気温が20℃を超えると予想されるときは、暑中コンクリートとする。」は、境目が25℃を超える場合であるため誤りです。
「日平均気温が30℃を超えると予想されるときは、暑中コンクリートとする。」も、境目が25℃を超える場合であるため誤りです。