軟弱地盤対策工法とその主たる目的の組合せに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①サンドドレーン工法は、圧密の促進を主たる目的とする工法である。
- ②押え盛土工法は、盛土のすべり破壊の防止を主たる目的とする。
- ③軽量盛土工法は、地盤への載荷重の軽減を主たる目的とする工法である。
- ④深層混合処理工法は、地下水位の低下を主たる目的とする工法である。
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軟弱地盤対策は数多くありますが、目的で分けて覚えると混乱しません。大きくは、沈下を早く終わらせる・小さくする「沈下対策」、盛土が滑らないようにする「安定対策」、そして地震時の液状化を防ぐ「液状化対策」の三つです。
サンドドレーン工法は、粘土層に砂の柱を打ち込んで水の通り道をつくり、水が抜ける距離を短くして圧密を早める工法です。圧密に要する時間は水が抜ける距離のおよそ2乗に比例するため、距離を半分にすると時間は4分の1程度になります。
押え盛土工法は、盛土の両脇に低い盛土を追加して、盛土が円弧状に滑り出そうとする動きを外側から押さえる安定対策です。軽量盛土工法は、発泡スチロールブロックなどを用いて盛土そのものを軽くし、地盤にかかる荷重を減らす工法です。
深層混合処理工法は、セメント系の固化材を地中の土と混ぜ合わせて柱状やブロック状に固め、強度を増して沈下とすべりの両方を抑える工法であり、地下水位を下げる工法ではありません。地下水位の低下を狙うのは、ウェルポイント工法やディープウェル工法です。
(根拠:道路土工-軟弱地盤対策工指針によります)
他の選択肢が不適切な理由
「サンドドレーン工法は、圧密の促進を主たる目的とする工法である。」は、排水距離を短くして沈下を早める工法であり適当です。
「押え盛土工法は、盛土のすべり破壊の防止を主たる目的とする。」は、すべりに抵抗させる安定対策であり適当です。
「軽量盛土工法は、地盤への載荷重の軽減を主たる目的とする工法である。」は、荷重そのものを減らす工法であり適当です。