コンクリートを練り混ぜてから打込みを終わるまでの時間の限度に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①外気温が25℃以下のときは1.5時間以内、25℃を超えるときは1時間以内とする。
- ②外気温が25℃以下のときは2時間以内、25℃を超えるときは1.5時間以内とする。
- ③外気温が25℃以下のときは3時間以内、25℃を超えるときは2.5時間以内とする。
- ④外気温にかかわらず、練混ぜから打込みの終了までを2.5時間以内とする。
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コンクリートは、練り混ぜたその瞬間からセメントの水和反応が始まり、時間とともに軟らかさを失っていきます。硬くなり始めたコンクリートを無理に打ち込むと、型枠のすみずみまで行き渡らず、締固めも効かなくなります。そこで、練混ぜから打込みを終わるまでの時間に限度が定められています。
その限度は、外気温が25℃以下のときは2時間以内、25℃を超えるときは1.5時間以内です。気温が高いほど水和反応が速く進み、軟らかさを失うのも早くなるため、限度が短くなっています。
実務では、この時間の中に、工場から現場までの運搬時間、待機の時間、そして打込みの時間がすべて含まれることに注意が必要です。したがって、渋滞や現場での手待ちを見込んで、運搬計画と打込み体制を組み立てなければなりません。生コン工場から現場までの距離、アジテータ車の台数、ポンプ車の吐出量を合わせて検討することが、施工計画の基本になります。
もしこの時間を超えてしまった場合は、そのコンクリートを打ち込まず、返却して処分します。
(根拠:コンクリート標準示方書 施工編によります)
他の選択肢が不適切な理由
「外気温が25℃以下のときは1.5時間以内、25℃を超えるときは1時間以内とする。」は、定められた値より短く、規定と一致しないため誤りです。
「外気温が25℃以下のときは3時間以内、25℃を超えるときは2.5時間以内とする。」は、定められた値より長く、硬化が進んでしまうため誤りです。
「外気温にかかわらず、練混ぜから打込みの終了までを2.5時間以内とする。」は、気温による区分が設けられているため誤りです。