2026年版・2-3

盛土の施工と締固め管理の一問一答

1級土木施工管理技士「土木一般」から、盛土の施工と締固め管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-3

盛土の締固めの目的に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①土のせん断強さを増加させ、盛土のり面の安定性を高める。
  • ②土の圧縮性を小さくし、供用開始後の沈下を抑制する。
  • ③土の透水性を低下させ、水の浸入による軟化を抑制する。
  • ④土の間隙の量を増加させ、盛土本体の自重を軽減する。
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正解 ④土の間隙の量を増加させ、盛土本体の自重を軽減する。
解説
盛土は、それ自体が荷重を支える構造物です。締固めとは、ローラなどで土に力を加えて土粒子の間にある空気を追い出し、土粒子どうしを密に噛み合わせる作業をいいます。
間隙(土粒子のすき間)が減ると、土粒子どうしのかみ合いが強くなってせん断強さが増え、荷重を受けても縮みにくくなり、水も通りにくくなります。つまり締固めの目的は、強度の増加、圧縮性の減少、透水性の低下、そして水を吸ったときの軟化や膨張の抑制の4つに整理できます。
したがって、締固めによって間隙が増えることはありません。間隙が増えれば密度が下がり、強度不足と沈下という盛土にとって最も避けたい状態を招きます。なお、盛土の自重を軽くしたい場合は、締固めではなく発泡スチロールブロックなどを用いる軽量盛土工法で対処します。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「土のせん断強さを増加させ、盛土のり面の安定性を高める。」は、締固めの最も基本的な目的であり適当です。
「土の圧縮性を小さくし、供用開始後の沈下を抑制する。」は、完成後の不同沈下を防ぐための目的であり適当です。
「土の透水性を低下させ、水の浸入による軟化を抑制する。」は、雨水や地下水による強度低下を防ぐ目的であり適当です。
問22-3

盛土の締固め管理方式に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①品質規定方式では、締固め度など仕上りの品質を規定する。
  • ②品質規定方式では、締固め機械の走行回数を細かく規定する。
  • ③工法規定方式では、乾燥密度の試験値だけで合否を判定する。
  • ④工法規定方式は、材料の含水比の変動が大きい土に適する。
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正解 ①品質規定方式では、締固め度など仕上りの品質を規定する。
解説
締固めの管理には、大きく分けて二つの考え方があります。一つは「できあがりの品質を測って合否を決める」品質規定方式、もう一つは「決められた手順どおりに施工させる」工法規定方式です。
品質規定方式では、締固め度(現場で測った乾燥密度を、室内試験で得た最大乾燥密度で割った値)、空気間隙率や飽和度、あるいはCBRや地盤反力係数といった強度・変形特性を基準として規定します。材料や含水比が変動しても、その都度品質を確かめられる点が長所です。
工法規定方式では、締固め機械の機種、まき出し厚さ、締固め回数をあらかじめ定め、そのとおり施工したことをもって管理とします。試験施工で条件を決めるため、材料や含水比が安定している場合に向きます。近年はトータルステーションやGNSSで機械の走行軌跡を追跡し、回数を面的に管理する方法が普及していますが、これも工法規定方式に含まれます。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「品質規定方式では、締固め機械の走行回数を細かく規定する。」は、走行回数の規定が工法規定方式の内容であるため誤りです。
「工法規定方式では、乾燥密度の試験値だけで合否を判定する。」は、乾燥密度による判定が品質規定方式の方法であるため誤りです。
「工法規定方式は、材料の含水比の変動が大きい土に適する。」は、変動が大きい場合は品質を直接確かめる品質規定方式が適するため誤りです。
問32-3

道路盛土の1層当たりの敷均し厚さと締固め後の仕上り厚さの目安に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①路体は敷均し厚さ25cmから30cm以下、仕上り厚さ20cm以下とする。
  • ②路床は敷均し厚さ35cmから45cm以下、仕上り厚さ30cm以下とする。
  • ③路体は敷均し厚さ35cmから45cm以下、仕上り厚さ30cm以下とする。
  • ④路床は敷均し厚さ45cmから55cm以下、仕上り厚さ40cm以下とする。
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正解 ③路体は敷均し厚さ35cmから45cm以下、仕上り厚さ30cm以下とする。
解説
道路盛土は、下部の大部分を占める路体と、その上で舗装を直接支える路床に分けられます。層の厚さの目安は、路体が敷均し厚さ35cmから45cm以下・仕上り厚さ30cm以下、路床が敷均し厚さ25cmから30cm以下・仕上り厚さ20cm以下です。
層を薄く分ける理由は、締固め機械が土に伝えられる力に深さの限界があるためです。一度に厚く敷き均すと、表面付近だけが締まって下部が緩いまま残り、供用後に不同沈下やわだち掘れの原因になります。
路床が路体より薄く管理されるのは、舗装を直接支える部分であり、要求される支持力と均一性が高いためです。なお、まき出し厚さの管理は、丁張りや層厚管理用の標識で行い、施工中に厚さが増えないよう常に確認します。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「路体は敷均し厚さ25cmから30cm以下、仕上り厚さ20cm以下とする。」は、路床の値を路体に当てはめており誤りです。
「路床は敷均し厚さ35cmから45cm以下、仕上り厚さ30cm以下とする。」は、路体の値を路床に当てはめており誤りです。
「路床は敷均し厚さ45cmから55cm以下、仕上り厚さ40cm以下とする。」は、どちらの目安よりも厚く、下部まで締固めの力が届かないため誤りです。
問42-3

盛土の締固め機械の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①粒度分布のよい砂質土には、振動ローラが適している。
  • ②含水比の高い粘性土には、振動ローラが最も適している。
  • ③細粒分を適度に含む砂利には、タイヤローラが適している。
  • ④狭い構造物の裏込め部には、振動コンパクタが適している。
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正解 ②含水比の高い粘性土には、振動ローラが最も適している。
解説
締固め機械は、土の性質に合わせて選びます。土を締め固める力の与え方が、機械によって違うからです。
振動ローラは、ローラを振動させて土粒子を細かく揺すり、粒子どうしを詰め込む機械です。粒子が動いて詰まる砂質土や岩塊、砕石には高い効果を発揮します。しかし、水を多く含んだ粘性土に振動を与えると、土がこねかえされて(練り返されて)かえって強度が落ち、機械も沈下してしまいます。
含水比の高い粘性土には、突起の付いたローラで土塊をほぐしながら圧力を集中させるタンピングローラや、接地圧を調整できるタイヤローラを用いるのが一般的です。狭い場所や構造物の裏込め部のように大型機械が入れないところでは、振動コンパクタやランマなど小型の機械を使い、薄い層で入念に締め固めます。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「粒度分布のよい砂質土には、振動ローラが適している。」は、振動によって粒子が詰まりやすい土質であり適当です。
「細粒分を適度に含む砂利には、タイヤローラが適している。」は、接地圧を変えられ幅広い土質に対応できるため適当です。
「狭い構造物の裏込め部には、振動コンパクタが適している。」は、大型機械が入れない箇所の締固めとして適当です。
問52-3

土の締固め特性に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①同じ土では、締固めエネルギーを大きくすると最大乾燥密度は大きくなる。
  • ②同じ土では、締固めエネルギーを大きくすると最適含水比は小さくなる。
  • ③砂質土の締固め曲線は、粘性土の締固め曲線に比べて山が鋭くなる。
  • ④粘性土の締固め曲線は、砂質土の締固め曲線に比べて山が鋭くなる。
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正解 ④粘性土の締固め曲線は、砂質土の締固め曲線に比べて山が鋭くなる。
解説
締固め曲線とは、同じ土を含水比だけ変えて締め固め、そのときの乾燥密度を縦軸、含水比を横軸にとって描いた山形のグラフです。山の頂点が最大乾燥密度、そのときの含水比が最適含水比です。
水が少なすぎると土粒子どうしの摩擦が大きくて動かず、逆に多すぎると水が粒子のすき間を占めてしまい、どちらも密になりません。ちょうどよい水分量、つまり最適含水比のときに最も密になります。
締固めエネルギー(ローラの重さや転圧回数)を大きくすると、山の頂点は上へ、そして左へ移動します。すなわち最大乾燥密度は大きく、最適含水比は小さくなります。
曲線の形は土質によって異なります。砂質土は含水比が少し変わるだけで密度が大きく変わるため山が鋭く、粘性土は水の影響が緩やかに現れるため山がなだらかになります。したがって、砂質土は含水比の管理をより厳しく行う必要があります。
(根拠:JIS A 1210 突固めによる土の締固め試験方法によります)

他の選択肢が不適切な理由
「同じ土では、締固めエネルギーを大きくすると最大乾燥密度は大きくなる。」は、曲線の頂点が上に移動するため適当です。
「同じ土では、締固めエネルギーを大きくすると最適含水比は小さくなる。」は、頂点が左に移動するため適当です。
「砂質土の締固め曲線は、粘性土の締固め曲線に比べて山が鋭くなる。」は、含水比の影響が鋭く現れる砂質土の特徴であり適当です。
問62-3

自然含水比が高い粘性土を盛土材料として用いる場合の締固め管理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①空気間隙率が15%以上25%以下となるように管理する。
  • ②飽和度が50%以上70%以下となるように管理する。
  • ③空気間隙率が2%以上10%以下となるように管理する。
  • ④飽和度が30%以上50%以下となるように管理する。
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正解 ③空気間隙率が2%以上10%以下となるように管理する。
解説
自然含水比が高い粘性土は、乾燥密度で管理しようとしても締固め曲線の山がはっきりせず、最大乾燥密度そのものが決めにくいという難しさがあります。そこで、密度ではなく土の中の空気の量に着目して管理します。
空気間隙率は、土全体の体積のうち空気が占める割合です。この値が大きすぎると、土の中に空気の通り道が残り、そこから水が入り込んで軟化したり、後から圧縮されて沈下したりします。逆に空気をほとんど追い出してしまうと、水と土だけの状態になって余分な水の逃げ場がなくなり、荷重を受けたときに水圧が上がって不安定になります。
そのため、空気間隙率は2%以上10%以下、これと対になる指標である飽和度は85%以上95%以下を目安に管理します。過不足のどちらも避ける、いわば「適度に空気を残す」管理だと理解すると覚えやすくなります。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「空気間隙率が15%以上25%以下となるように管理する。」は、空気が多く残りすぎて浸水による軟化と沈下を招くため誤りです。
「飽和度が50%以上70%以下となるように管理する。」は、目安の85%以上95%以下を大きく下回っており誤りです。
「飽和度が30%以上50%以下となるように管理する。」は、締固めがほとんど進んでいない状態に相当し誤りです。
問72-3

傾斜した地盤上に盛土を施工する場合の段切りに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①基礎地盤の勾配が1対4より急な場合に、段切りを行うことを標準とする。
  • ②基礎地盤の勾配が1対20より急な場合に、段切りを行うことを標準とする。
  • ③段切りの1段の最小幅は、施工上の理由から30cm程度を標準とする。
  • ④段切りの底面は、盛土側に向かって下がる勾配とすることを標準とする。
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正解 ①基礎地盤の勾配が1対4より急な場合に、段切りを行うことを標準とする。
解説
段切りとは、傾斜した地盤の上に盛土をするとき、地盤を階段状に掘り込んでから盛土する工法です。傾いた面にそのまま土を載せると、盛土と地盤の境目がすべり面になって滑り落ちるおそれがあるため、階段状にして水平な面をつくり、すべりに抵抗させます。
段切りを行う目安は、基礎地盤の勾配が1対4(水平4に対して垂直1)より急な場合です。1段の幅は、施工機械が乗り入れて締固めができるよう最小1mを標準とします。幅が狭すぎると機械が入れず、段切り面の締固めが不十分になって、かえって弱い層をつくってしまいます。
また、段切りの底面は水平か、地盤の外側へわずかに下がる勾配とし、雨水が盛土の内部側にたまらないようにします。盛土側へ下がる勾配にすると、水が境界面に集まって滑りやすくなります。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「基礎地盤の勾配が1対20より急な場合に、段切りを行うことを標準とする。」は、1対20はほぼ水平に近い緩い傾斜であり、目安の1対4と異なるため誤りです。
「段切りの1段の最小幅は、施工上の理由から30cm程度を標準とする。」は、締固め機械が乗り入れられず、最小1mという目安に反するため誤りです。
「段切りの底面は、盛土側に向かって下がる勾配とすることを標準とする。」は、境界面に水を集めてすべりを助長するため誤りです。
問82-3

盛土のり面の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①のり面付近は締固めが不足しやすいため、余分に盛土して後で切り取る。
  • ②のり面の締固めは、盛土全体の締固めが終わった後にまとめて行う。
  • ③のり面の安定のため、盛土は原則として水平な層に敷き均して仕上げる。
  • ④高い盛土では、のり面の途中に小段を設けて排水と点検の場とする。
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正解 ②のり面の締固めは、盛土全体の締固めが終わった後にまとめて行う。
解説
盛土のり面は、雨水にさらされ、支えるものが片側にしかないため、盛土の中で最も崩れやすい部分です。したがって、のり面付近こそ十分に締め固めなければなりません。
ところが、のり面の端はローラが端まで載れないため、どうしても締固めが不足しがちです。そこで、あらかじめ設計のり面より外側まで余分に盛土して締め固め、最後に余分を切り取って仕上げる方法がとられます。こうすれば、仕上がったのり面は締め固まった部分だけで構成されます。
締固めは、各層を敷き均すたびにその層で行うのが原則です。全体を積み上げてから最後にまとめてのり面だけを締め固めても、内部の緩い層は締まりません。
また、盛土は水平な層に敷き均して締め固めるのが原則で、高い盛土ではのり面の途中に小段を設け、雨水を集めて排水するとともに、点検や維持管理の足場とします。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「のり面付近は締固めが不足しやすいため、余分に盛土して後で切り取る。」は、締め固まった部分だけでのり面を仕上げる方法であり適当です。
「のり面の安定のため、盛土は原則として水平な層に敷き均して仕上げる。」は、層ごとに均一に締め固める基本の考え方であり適当です。
「高い盛土では、のり面の途中に小段を設けて排水と点検の場とする。」は、雨水による浸食を防ぎ維持管理を容易にするため適当です。
問92-3

トータルステーションやGNSSを用いた盛土の締固め管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①締固め機械の走行位置を追跡し、まき出し層ごとの回数を面的に把握する。
  • ②あらかじめ試験施工を行い、規定回数と使用機械の組合せを定めておく。
  • ③施工中の記録により、締固めが不足している範囲をその場で確認できる。
  • ④現場で乾燥密度を測る必要がなくなるため、試験施工を省くことができる。
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正解 ④現場で乾燥密度を測る必要がなくなるため、試験施工を省くことができる。
解説
トータルステーションやGNSS(衛星測位システム)を締固め機械に搭載すると、機械が今どこを何回踏んだかを刻々と記録できます。運転席の画面には転圧回数が色分けで表示され、踏み残しをその場でなくせます。これは締固め回数を規定して管理する方法ですから、分類上は工法規定方式にあたります。
ここで重要なのは、「規定する回数は、その現場の材料と機械で試験施工を行って初めて決まる」という点です。土質、含水比、まき出し厚さ、機械の質量が変われば、必要な回数も変わります。したがって、試験施工を省くことはできません。試験施工では、回数を変えながら締め固め、密度や沈下量を測って必要回数を決定します。
この方法の利点は、従来の抜取りによる密度試験が点の情報だったのに対し、施工した面全体を漏れなく確認できることにあります。管理の考え方そのものを置き換える技術ではなく、規定した工法が全面で守られたことを保証する技術だと理解してください。
(根拠:国土交通省 TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領によります)

他の選択肢が不適切な理由
「締固め機械の走行位置を追跡し、まき出し層ごとの回数を面的に把握する。」は、この技術の中心となる機能であり適当です。
「あらかじめ試験施工を行い、規定回数と使用機械の組合せを定めておく。」は、規定回数を決める前提の作業であり適当です。
「施工中の記録により、締固めが不足している範囲をその場で確認できる。」は、踏み残しを施工中になくせる利点であり適当です。
問102-3

橋台などの構造物と盛土の取付部の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①裏込め材料には、締固めが容易で圧縮性の小さい材料を用いる。
  • ②裏込め部は、大型の締固め機械で厚い層のまま一度に締め固める。
  • ③裏込め部の水が抜けるよう、排水層や地下排水溝を設けておく。
  • ④構造物に偏った土圧が作用しないよう、左右均等に盛土していく。
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正解 ②裏込め部は、大型の締固め機械で厚い層のまま一度に締め固める。
解説
橋台やボックスカルバートなど、動きにくい構造物と、時間とともに沈下する盛土とが接する部分を取付部といいます。この境目では沈下量の差が段差となって現れやすく、走行時の衝撃、いわゆる橋台部の段差の原因になります。
そのため裏込め部には、透水性がよく水はけがよいこと、締固めが容易であること、圧縮性が小さく沈下しにくいことを兼ね備えた良質な材料を用います。また、たまった水が構造物に水圧として作用しないよう、排水層や地下排水溝を設けて確実に水を抜きます。
施工上の注意は、構造物の際は大型機械が近づけないという点です。壁を傷めたり、片側からの力で構造物を押したりするおそれがあるためです。そこで振動コンパクタやランマなどの小型機械を用い、通常より薄い層に分けて入念に締め固めます。厚い層のまま一度に締め固めると、必ず下部に緩い層が残ります。
さらに、ボックスカルバートのように両側に盛土する場合は、左右の高さをそろえて盛土し、偏った土圧で構造物が押し出されないようにします。
(根拠:道路土工-盛土工指針によります)

他の選択肢が不適切な理由
「裏込め材料には、締固めが容易で圧縮性の小さい材料を用いる。」は、沈下差による段差を防ぐ材料の条件であり適当です。
「裏込め部の水が抜けるよう、排水層や地下排水溝を設けておく。」は、水圧の作用と材料の軟化を防ぐため適当です。
「構造物に偏った土圧が作用しないよう、左右均等に盛土していく。」は、構造物の変形や移動を防ぐため適当です。

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