フレッシュコンクリートの性質を表す用語に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①コンシステンシーは、変形または流動に対する抵抗性を表す。
- ②ワーカビリティーは、硬化後の圧縮強度の大きさを表すものである。
- ③プラスチシティーは、型枠に詰めやすく崩れにくい性質を表している。
- ④フィニッシャビリティーは、仕上げ作業のしやすさを表す。
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まだ固まっていないコンクリートをフレッシュコンクリートといい、その扱いやすさを表す言葉がいくつもあります。似た用語が並ぶため、それぞれ何に着目した言葉なのかを押さえることが大切です。
コンシステンシーは、変形や流動に対する抵抗性、平たくいえば「軟らかさ・硬さ」のことです。スランプ試験で測るのは、まさにこのコンシステンシーです。
プラスチシティーは、型枠のすみずみまで容易に詰められ、しかも型枠を外しても崩れずに形を保つ性質をいいます。単に軟らかいだけでなく、粘り気があってまとまっている状態です。フィニッシャビリティーは、表面を平らに仕上げる作業のしやすさ、ポンパビリティーは、ポンプで圧送するときの送りやすさを表します。
そして、これらを総合したのがワーカビリティーです。運搬・打込み・締固め・仕上げという一連の作業のしやすさと、その間に材料分離を起こしにくい程度を合わせた性質を指します。あくまでまだ固まっていない段階の性質であり、硬化後の圧縮強度を表す言葉ではありません。
(根拠:コンクリート標準示方書 施工編によります)
他の選択肢が不適切な理由
「コンシステンシーは、変形または流動に対する抵抗性を表す。」は、軟らかさを表す用語の定義どおりであり適当です。
「プラスチシティーは、型枠に詰めやすく崩れにくい性質を表している。」は、まとまりのよさを表す用語であり適当です。
「フィニッシャビリティーは、仕上げ作業のしやすさを表す。」は、表面仕上げのしやすさを表す用語であり適当です。