2026年版・7-6

基礎-6 土工と施工機械の基本用語の一問一答

1級土木施工管理技士「最初に覚える土台知識」から、基礎-6 土工と施工機械の基本用語に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-6

のり面各部の名称に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①上端をのり肩、下端をのり尻という
  • ②上端をのり尻、下端をのり肩という
  • ③中間に設ける平らな部分を天端という
  • ④傾きが緩いほどのり面勾配は大きい
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正解 ①上端をのり肩、下端をのり尻という
解説
のり面の上端をのり肩、下端をのり尻といいます。

切土や盛土でできる斜面をのり面と呼び、その各部には決まった名前があります。のり肩は雨水が集まりやすく、放置すると水が流れ落ちてのり面を削るため、のり肩排水溝を設けて水を横に逃がします。のり尻はのり面全体を支える位置にあり、ここが崩れると上部も連鎖的に崩れます。また、高いのり面では途中に小段(こだん)と呼ばれる平らな部分を設け、のり面を分割して安定させるとともに、点検や排水の場としても使います。用語が分からないと、施工の説明文そのものが読めなくなります。
(根拠:土工におけるのり面各部の名称)
他の選択肢について

・上端がのり尻:上下が入れ替わっています。上端がのり肩、下端がのり尻です。
・中間の平らな部分を天端:中間に設ける平らな部分は小段です。天端は堤防などの上面を指します。
・緩いほど勾配が大きい:関係が逆で、傾きが緩いほど勾配は小さい値になります。
問27-6

バックホゥの特徴として正しいものはどれか。

  • ①機械の位置より高い場所の掘削に適する
  • ②機械の位置より低い場所の掘削に適する
  • ③掘削はできず締固め専用に用いる機械
  • ④水中の軟らかい土だけを掘る機械
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正解 ②機械の位置より低い場所の掘削に適する
解説
バックホゥは、バケットを手前に引き寄せて掘るため、機械が立っている位置より低い場所の掘削に適しています。

地下構造物の掘削、管を埋める溝の掘削、水路の掘削など、下へ掘る作業の大半に使われます。硬い地盤にも対応でき、掘削位置を目視で確認しながら正確に掘れるのも長所です。これに対してローディングショベルは、バケットを前方へ押し出して掘るので、機械より高い場所の掘削に向いています。クラムシェルは開閉するバケットをつり下げて、狭く深い場所を掘るのに適しています。機械はそれぞれ得意な掘削位置が決まっており、選定の第一歩は「どこを掘るか」を確認することです。
(根拠:土工における掘削機械の分類と適用)
他の選択肢について

・高い場所の掘削に適する:これはローディングショベルの特徴です。
・締固め専用:締固めに用いるのはローラ類であり、バックホゥは掘削機械です。
・水中の軟らかい土だけ:バックホゥは陸上の硬い地盤も掘削でき、対象は限定されません。
問37-6

路床や路盤の表面を平らに整形し、仕上げる作業に最も適した機械として正しいものはどれか。

  • ①クラムシェル
  • ②コンクリートポンプ車
  • ③モーターグレーダ
  • ④タンピングローラ
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正解 ③モーターグレーダ
解説
路床や路盤の整形・仕上げにはモーターグレーダが適しています。

モーターグレーダは、車体の前後の車輪の間に長いブレード(排土板)を備えた機械です。ブレードの高さと角度を細かく変えられるため、広い面をなめらかに削って所定の形に整えることができます。道路の路盤づくりのほか、砂利道の補修や除雪にも使われます。似た用途にブルドーザがありますが、こちらは掘削して押し土する作業や、短距離の運搬に向いており、仕上げ精度ではモーターグレーダに及びません。舗装の平坦性は乗り心地と耐久性を左右するため、この整形の精度が後工程の品質を決めます。
(根拠:土工における建設機械の用途分類)
他の選択肢について

・クラムシェル:狭く深い場所の掘削やつり上げに用いる機械で、整形には使いません。
・タンピングローラ:突起の付いたローラで締め固める機械であり、仕上げ整形の機械ではありません。
・コンクリートポンプ車:コンクリートを圧送する機械で、土工の整形とは無関係です。
問47-6

締固め機械の選定に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①土質にかかわらず同じ機械を使えばよい
  • ②砂質土や礫質土には振動を与えない方がよい
  • ③含水比の高い粘性土に振動ローラが最適
  • ④砂質土や礫質土には振動ローラが適する
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正解 ④砂質土や礫質土には振動ローラが適する
解説
砂質土や礫質土の締固めには振動ローラが適しています。

粒がばらばらの砂や礫は、振動を与えると粒子どうしが動いて隙間に入り込み、効率よく密になります。これが振動ローラの原理です。一方、含水比の高い粘性土に振動を与えても、粒子が細かく粘り気があるため隙間が詰まらず、かえって練り返してしまうことがあります。粘性土には、突起で土をこね直すように締め固めるタンピングローラや、接地圧を調整できるタイヤローラが向いています。つまり締固め機械の選定は、まず土質を確かめることから始まります。土質と機械の組み合わせは、1級でも繰り返し問われる要点です。
(根拠:土工における締固め機械の選定の考え方)
他の選択肢について

・振動を与えない方がよい:砂質土では振動が有効に働くため、逆の説明になっています。
・粘性土に振動ローラが最適:含水比の高い粘性土では効果が上がりにくく、タンピングローラなどが選ばれます。
・土質にかかわらず同じ機械:締固めの効果は土質によって大きく変わるため、土質に応じて選定します。
問57-6

トラフィカビリティとリッパビリティに関する記述として正しいものはどれか。

  • ①トラフィカビリティは機械の走行性を表す
  • ②トラフィカビリティは岩の掘削の難易を表す
  • ③リッパビリティは土のせん断強さを表す
  • ④リッパビリティは締固めの程度を表す
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正解 ①トラフィカビリティは機械の走行性を表す
解説
トラフィカビリティは建設機械が土の上を走れるかどうかの走行性、リッパビリティは岩をリッパで掘り起こせるかどうかの掘削の難易です。

2つとも「〜できる度合い」を表す言葉ですが、対象がまったく違います。トラフィカビリティはポータブルコーン貫入試験によるコーン指数で判定し、値が小さいほど軟らかくて走りにくい地盤です。リッパビリティは、ブルドーザの後部に付けた爪(リッパ)で岩を引き裂けるかどうかで、弾性波探査による地山の弾性波速度から判断します。速度が小さいほど岩に亀裂が多く、掘り起こしやすくなります。判定に使う指標まで併せて覚えると、混同しません。
(根拠:土工におけるトラフィカビリティ及びリッパビリティの定義)
他の選択肢について

・トラフィカビリティが岩の掘削性:岩の掘削性はリッパビリティです。入れ替わっています。
・リッパビリティがせん断強さ:せん断強さは粘着力と内部摩擦角で表す別の概念です。
・リッパビリティが締固めの程度:締固めの程度は締固め度で表します。
問67-6

土留め工において、土留め壁に沿って水平に取り付け、壁が受けた土圧を切りばりへ伝える部材の名称として正しいものはどれか。

  • ①親杭
  • ②腹起し
  • ③火打ちばり
  • ④中間杭
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正解 ②腹起し
解説
土留め壁に沿って水平に取り付け、壁が受けた土圧を切りばりへ伝える部材が腹起しです。

土留め工では、掘削した側面の土が崩れないように壁を作りますが、壁だけでは土圧に耐えられません。そこで、壁に沿って水平に腹起しを回して力を受け、向かい合う腹起しの間を突っ張る部材として切りばりを架けます。さらに隅の部分には、斜めに入れる火打ちばりを設けて補強します。土圧は壁から腹起しへ、腹起しから切りばりへと伝わっていく、という力の流れを理解すると部材の役割が整理できます。なお、切りばりや腹起しの取付け・取外しの作業には作業主任者の選任が必要で、安全管理の重要項目でもあります。
(根拠:土留め工における部材の名称と役割、労働安全衛生法施行令第6条第10号)
他の選択肢について

・親杭:親杭横矢板工法で土留め壁を構成するH形鋼などの杭であり、力を伝える横材ではありません。
・火打ちばり:腹起しと切りばりが交わる隅角部に斜めに入れる補強材です。
・中間杭:長い切りばりが座屈しないよう、途中を支えるために立てる杭です。
問77-6

のり面保護工に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①構造物工は緑化を主な目的とする工法
  • ②植生工は大きな土圧に抵抗する力がある
  • ③植生工は浸食を防ぎ緑化する効果がある
  • ④モルタル吹付け工は湧水の多い所に最適
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正解 ③植生工は浸食を防ぎ緑化する効果がある
解説
種子吹付けや張芝などの植生工は、雨水によるのり面の浸食を防ぎ、あわせて緑化して景観をよくする工法です。

のり面保護工は大きく2つに分かれます。1つが植物の力を利用する植生工、もう1つがモルタル吹付けやブロック張、法枠などの構造物工です。植生工は根が表層の土をつなぎとめ、葉が雨滴の衝撃を和らげます。ただし効果は表層に限られ、土圧に抵抗する力はありません。一方、構造物工は風化や浸食を防ぐもので、こちらも一般に大きな土圧を支えるものではありません。すべり自体を止めるには、抑止ぐいやアンカーなどの別の工法が必要です。役割の限界まで理解しておくことが大切です。
(根拠:のり面保護工の分類と目的)
他の選択肢について

・植生工が土圧に抵抗:植生工の効果は表層の保護であり、土圧に抵抗する構造ではありません。
・モルタル吹付け工が湧水の多いのり面に適する:湧水があると水圧で剥離するおそれがあり、水抜きなどの対策が前提になります。
・構造物工の主目的が緑化:緑化を主な目的とするのは植生工です。
問87-6

軟弱地盤対策工法とその目的の組合せとして正しいものはどれか。

  • ①軽量盛土工法 ── 地盤の固化と強度増加
  • ②サンドドレーン工法 ── 地下水位の上昇
  • ③深層混合処理工法 ── 盛土の自重の軽減
  • ④サンドドレーン工法 ── 圧密沈下の促進
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正解 ④サンドドレーン工法 ── 圧密沈下の促進
解説
サンドドレーン工法は、軟弱な粘性土地盤に砂の柱を打ち込んで水の通り道をつくり、圧密沈下を早く終わらせる工法です。

粘性土は水を通しにくいため、圧密に長い年月がかかります。そこで砂柱を等間隔に設け、水が横方向へ短い距離で抜けられるようにします。水の移動距離が縮まるほど圧密は速く進むため、供用前に沈下を終わらせることができます。軟弱地盤対策は目的で分類すると整理しやすくなります。圧密促進、締固め、固結、置換、荷重軽減の5つが代表です。深層混合処理工法はセメント系の材料を混ぜて地盤を固める固結工法、軽量盛土工法は盛土材そのものを軽くして荷重を減らす工法です。
(根拠:軟弱地盤対策工法の分類と目的)
他の選択肢について

・地下水位を上げて安定させる:目的が逆で、水を抜いて圧密を進めるのがこの工法です。
・深層混合処理工法が自重を軽くする:自重を軽くするのは軽量盛土工法です。深層混合処理は固結工法です。
・軽量盛土工法が地盤を固化:固化させるのは深層混合処理工法などで、軽量盛土は荷重を減らす工法です。
問97-6

建設機械の時間当たり作業量を求める式に含まれる要素として正しいものはどれか。

  • ①1作業サイクルの作業量、作業効率、サイクルタイム
  • ②作業員の人数、機械の購入価格、現場までの距離
  • ③1作業サイクルの作業量、燃料の消費量、機械の質量
  • ④工事の請負金額、工期の日数、機械の保有台数
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正解 ①1作業サイクルの作業量、作業効率、サイクルタイム
解説
建設機械の時間当たり作業量は、1回の作業サイクルで処理する量と、作業効率、そして1サイクルに要する時間(サイクルタイム)から求めます。

考え方はいたって素直です。1時間は3600秒なので、これを1サイクルの所要時間で割れば1時間に何回作業できるかが分かります。それに1回あたりの作業量を掛ければ、理想的な作業量になります。ただし実際には待ち時間や段取り替えがあるので、作業効率を掛けて現実的な値に補正します。土量を扱う場合は、地山・ほぐし・締固めのどの状態で数えるかをそろえるため、土量換算係数も掛けます。式を丸暗記するのではなく、この組み立てを理解しておけば、条件が変わっても自分で作れます。
(根拠:建設機械の作業能力の算定方法)
他の選択肢について

・燃料消費量と機械の質量:機械の維持管理や運搬計画に関わる要素で、作業量の算定式には入りません。
・購入価格や現場までの距離:原価や輸送の検討に用いる要素であり、時間当たり作業量とは別です。
・請負金額や工期の日数:工事全体の管理に関する数値で、機械1台の作業量の計算には用いません。
問107-6

盛土を締め固める目的として正しいものはどれか。

  • ①土の間隙を増やして排水をよくする
  • ②土の間隙を減らして密度と強度を高める
  • ③土粒子の大きさをそろえて均一にする
  • ④土の含水比を高めて作業をしやすくする
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正解 ②土の間隙を減らして密度と強度を高める
解説
締固めの目的は、土の中の隙間(間隙)を減らして密度を高め、盛土として必要な強度を得ることです。

目的から結果まで一本の線でつながっています。転圧によって土粒子が動いて詰まり、隙間が小さくなります。すると土粒子どうしのかみ合いが強まって支持力が増し、水の通り道も細くなるので雨水が浸透しにくくなり、後から押しつぶされる余地も減るため完成後の沈下が小さくなります。つまり支持力の確保、浸透の抑制、沈下の抑制は、いずれも隙間を減らしたことの結果です。土を水平に薄く敷きならしてから1層ずつ転圧すること、土質に応じて機械を選ぶことは、この目的を効率よく達成するための工夫です。
(根拠:土工における締固めの目的)
他の選択肢について

・間隙を増やして排水をよくする:締固めは隙間を減らす作業であり、水はかえって通りにくくなります。
・粒径をそろえて均一にする:粒の大きさをそろえるのはふるい分けや粒度調整であり、締固めの働きではありません。
・含水比を高めて作業をしやすくする:水が多すぎると十分に締まらないため、締固めの目的にはなりません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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