土の締固め試験と締固め曲線に関する次の(イ)〜(ニ)の記述のうち、適当なもののみを全てあげている組合せはどれか。 (イ)突固めによる土の締固め試験は、現場の含水比を求めるための試験である。 (ロ)締固めのエネルギーを大きくすると、最大乾燥密度は大きくなる。 (ハ)粘性土の締固め曲線は、砂質土に比べて頂点が低くなだらかになる。 (ニ)締固め曲線の頂点に対応する含水比を、最適含水比という。
- ①(イ)(ロ)
- ②(ロ)(ハ)(ニ)
- ③(イ)(ハ)
- ④(イ)(ニ)
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突固めによる土の締固め試験は、室内で行う試験です。同じ土について含水比を変えながら一定の方法で突き固め、含水比を横軸、乾燥密度を縦軸にとって結んだ曲線が締固め曲線です。
(イ)は誤りです。この試験は室内で行うものであり、得られるのは最大乾燥密度と最適含水比です。現場の含水比そのものを求めるには、別に土の含水比試験を行います。
(ロ)は適当です。締固めのエネルギーを大きくすると、曲線の頂点は左上へ移動します。すなわち最大乾燥密度は大きくなり、最適含水比は小さくなります。強く突き固めるほど、水の助けが少なくても粒子が動いて詰まるようになるためです。
(ハ)も適当です。粒度分布のよい砂質土では頂点が高く鋭い形になり、粘性土では頂点が低くなだらかな形になります。粘性土は含水比が多少変わっても密度があまり変わらない反面、到達できる密度そのものが小さいということです。
(ニ)も適当です。締固め曲線は上に凸の山形になり、その頂点が最大乾燥密度、そのときの含水比が最適含水比です。水が少なすぎると土粒子どうしの摩擦が大きくて粒子が動けず、多すぎると粒子の間を水が占めて詰まらないため、最もよく締まる含水比が中間に現れます。
したがって適当なものは(ロ)(ハ)(ニ)です。
(根拠:日本産業規格が定める突固めによる土の締固め試験によります)
他の選択肢が不適切な理由
「(イ)(ロ)」は誤りです。締固め試験は室内試験であって現場の含水比を求めるものではなく(イ)は成り立たず、粘性土の曲線と最適含水比に関する正しい記述も抜けています。
「(イ)(ハ)」も誤りです。(イ)を含んでいるうえ、締固めエネルギーと最適含水比に関する正しい記述を欠いています。
「(イ)(ニ)」も誤りです。(イ)を含んでいるうえ、締固めエネルギーと粘性土の曲線に関する正しい記述が抜けています。