土量の変化率に関する次の記述の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。ほぐした土量を地山土量で除した値を(イ)といい、その値は一般に1より(ロ)。締め固めた土量を地山土量で除した値を(ハ)といい、その値は一般に1より(ニ)。
- ①(イ)変化率L (ロ)大きい (ハ)変化率C (ニ)小さい
- ②(イ)変化率C (ロ)大きい (ハ)変化率L (ニ)小さい
- ③(イ)変化率L (ロ)小さい (ハ)変化率C (ニ)大きい
- ④(イ)変化率C (ロ)小さい (ハ)変化率L (ニ)大きい
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土は、掘る前、運ぶとき、締め固めた後で、同じ質量でも体積が変わります。地面の中で長い年月をかけて締まっていた土は、掘り起こすと粒子の間に隙間ができてふくらみ、締め固めると元よりも密になるからです。この体積の変わり方を数値で表したものが土量の変化率です。
基準になるのは常に地山土量、すなわち掘る前の自然な状態での体積です。ほぐした土量を地山土量で除した値を変化率Lといいます。掘り起こせば必ずふくらむので、この値は一般に1より大きくなります。砂質土でおよそ1.2前後、岩塊ではさらに大きな値になります。
締め固めた土量を地山土量で除した値を変化率Cといいます。締め固めれば元の地山より密になるので、この値は一般に1より小さくなります。おおむね0.9前後です。
使い分けの要点は、何を求めたいかで決まります。運搬に必要なダンプトラックの台数を計算するときは、荷台に載るのはほぐした状態の土ですから変化率Lを使います。盛土の出来上がりの量から必要な掘削量を計算するときは変化率Cを使います。
(根拠:日本道路協会 道路土工の各指針が示す土量の変化率の定義によります)
他の選択肢が不適切な理由
「(イ)変化率C (ロ)大きい (ハ)変化率L (ニ)小さい」は誤りです。ほぐした土量に対応するのは変化率Lであり、記号が入れ替わっています。
「(イ)変化率L (ロ)小さい (ハ)変化率C (ニ)大きい」も誤りです。ほぐせば体積は増えるので変化率Lは1より大きく、締め固めれば減るので変化率Cは1より小さくなります。
「(イ)変化率C (ロ)小さい (ハ)変化率L (ニ)大きい」も誤りです。記号の対応も大小の関係も、いずれも逆になっています。