問15-4
施工計画の作成に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①施工計画は、工期の短縮のみを目的に作成するものである。
- ②施工計画は、原価の低減のみを目的として作成される。
- ③施工計画は、品質・工程・原価・安全を満たすよう定める。
- ④施工計画は、設計図書によらず自由に定めてよい。
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正解
③施工計画は、品質・工程・原価・安全を満たすよう定める。
解説
施工計画とは、設計図書に示された構造物を、契約で定めた工期の中で、要求された品質を確保しながら、安全に、そしてできるだけ経済的に造り上げるための手順と方法を、着手前に定めたものです。
ここで大切なのは、施工管理の目的が一つではなく四つある、という点です。品質・工程・原価・安全の四つで、これらは互いに引っ張り合う関係にあります。工期を無理に縮めれば、夜間や休日の作業が増えて原価が上がり、急いだ作業は品質の低下と災害の危険を招きます。逆に品質を高めようとすれば手間と時間がかかり、原価は上がります。
したがって施工計画は、このうちのどれか一つだけを最大にするものではなく、四つの条件をすべて満たす釣り合いの取れた組合せを見つける作業だといえます。どれか一つを目的として作成する、という考え方は成り立ちません。
また、施工計画は設計図書と契約条件を出発点として立てるものです。仮設や施工方法の選定は受注者の裁量に委ねられていますが、それは設計図書に定めがない範囲での話であり、設計図書を無視してよいという意味ではありません。
(根拠:国土交通省 土木工事共通仕様書の施工計画書に関する規定によります)
他の選択肢が不適切な理由
「施工計画は、工期の短縮のみを目的に作成するものである。」は誤りです。工期の短縮だけを追えば、原価の増大や品質の低下、労働災害を招きます。
「施工計画は、原価の低減のみを目的として作成される。」も誤りです。原価だけを優先すれば、要求された品質や安全の確保ができなくなります。
「施工計画は、設計図書によらず自由に定めてよい。」も誤りです。施工計画は設計図書と契約条件に基づいて立てるもので、設計図書に定めがある事項に反することはできません。
施工計画とは、設計図書に示された構造物を、契約で定めた工期の中で、要求された品質を確保しながら、安全に、そしてできるだけ経済的に造り上げるための手順と方法を、着手前に定めたものです。
ここで大切なのは、施工管理の目的が一つではなく四つある、という点です。品質・工程・原価・安全の四つで、これらは互いに引っ張り合う関係にあります。工期を無理に縮めれば、夜間や休日の作業が増えて原価が上がり、急いだ作業は品質の低下と災害の危険を招きます。逆に品質を高めようとすれば手間と時間がかかり、原価は上がります。
したがって施工計画は、このうちのどれか一つだけを最大にするものではなく、四つの条件をすべて満たす釣り合いの取れた組合せを見つける作業だといえます。どれか一つを目的として作成する、という考え方は成り立ちません。
また、施工計画は設計図書と契約条件を出発点として立てるものです。仮設や施工方法の選定は受注者の裁量に委ねられていますが、それは設計図書に定めがない範囲での話であり、設計図書を無視してよいという意味ではありません。
(根拠:国土交通省 土木工事共通仕様書の施工計画書に関する規定によります)
他の選択肢が不適切な理由
「施工計画は、工期の短縮のみを目的に作成するものである。」は誤りです。工期の短縮だけを追えば、原価の増大や品質の低下、労働災害を招きます。
「施工計画は、原価の低減のみを目的として作成される。」も誤りです。原価だけを優先すれば、要求された品質や安全の確保ができなくなります。
「施工計画は、設計図書によらず自由に定めてよい。」も誤りです。施工計画は設計図書と契約条件に基づいて立てるもので、設計図書に定めがある事項に反することはできません。