土木図面における断面の表し方に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①切断面の位置を示す切断線は、細い破線を用いて示す。
- ②切断面に施すハッチングは、細い実線で描くのがよい。
- ③ハッチングは、断面の外形線に対し平行に施すのがよい。
- ④切断面の外形線は、細い実線で描くのが原則である。
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断面図は、対象物を仮想の面で切り、その切り口の内部の形を表す図です。切ったことが読み手に一目で伝わるよう、どこで切ったのか、どこが切り口なのかを、線の種類で描き分ける決まりになっています。
切り口には、細かい斜めの平行線を並べます。これをハッチングといい、細い実線で描きます。切り口の輪郭そのものは太い実線で描くので、輪郭を太く、内部の斜線を細くすることで、形を追う線と、面を示す線とが自然に区別できます。ハッチングの向きは、断面の主な外形線または対称を示す線に対して適当な角度、通常は45度程度とします。外形線と平行にしてしまうと、輪郭とハッチングが重なって切り口の形が読み取りにくくなります。
どこで切ったのかを示す線は切断線と呼び、細い一点鎖線を用い、その端部と切断方向が変わる部分だけを太くします。一点鎖線を使うのは、中心線などと同じく実在しない仮想の線だからです。細い破線は、隠れて見えない部分の輪郭を表すかくれ線などに用いる線であり、切断線には用いません。
(根拠:日本産業規格 製図—図形の表し方の原則によります)
他の選択肢が不適切な理由
「切断面の位置を示す切断線は、細い破線を用いて示す。」は誤りです。切断線は、端部と方向の変わる部分を太くした細い一点鎖線で示します。
「ハッチングは、断面の外形線に対し平行に施すのがよい。」も誤りです。ハッチングは主な外形線または対称線に対して適当な角度、通常は45度程度で施します。
「切断面の外形線は、細い実線で描くのが原則である。」も誤りです。切断面の外形線は太い実線で描き、細い実線はハッチングや寸法線などに用います。