土木工事における施工管理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①施工管理は品質管理だけを対象とする
- ②工事写真は品質管理の対象に含まれない
- ③施工管理計画は工事の完了後に定める
- ④施工管理は工程・出来形・品質から成る
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施工管理とは、契約で約束した工期を守り、約束した形と品質のものを完成させるための、現場での管理活動全体を指します。国土交通省が定める土木工事施工管理基準では、その中身が工程管理・出来形管理・品質管理の三つで構成されると整理されており、工事写真はこれらを裏付ける記録としてすべてにまたがって位置づけられています。
工程管理は、いつまでに何を終わらせるかを管理するもので、ネットワーク式やバーチャート式の工程表を用います。出来形管理は、できあがった構造物の寸法や位置が設計どおりかを測って確かめるものです。品質管理は、材料や締固めの程度など、外から見ただけでは分からない中身の良否を試験によって確かめるものです。三つはそれぞれ別の観点であり、どれか一つでも欠ければ管理として成り立ちません。
また、これらを行き当たりばったりで進めないために、受注者は工事の施工前に施工管理計画を立て、施工管理を担当する者を定めておく必要があります。何を、いつ、どの頻度で測り、誰が記録するのかを先に決めておくということです。測定や試験は工事の進行と並行して速やかに行い、結果はその都度管理図表に記録して保管し、工事完成時に提出します。
(根拠:国土交通省 土木工事施工管理基準における施工管理の構成の規定によります)
他の選択肢が不適切な理由
「施工管理は品質管理だけを対象とする」は誤りで、工程管理と出来形管理も施工管理の柱として定められています。
「工事写真は品質管理の対象に含まれない」も誤りで、品質管理状況を撮影した品質管理写真が分類として定められています。
「施工管理計画は工事の完了後に定める」も誤りで、施工前に施工管理計画と施工管理担当者を定めなければなりません。