盛土の締固めの管理方式に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①工法規定方式は、締固め度の測定結果により管理する方式である。
- ②品質規定方式は、締固め機械の機種や締固め回数のみを定める方式である。
- ③品質規定方式は、乾燥密度や空気間隙率などにより管理する方式である。
- ④工法規定方式は、施工した盛土の変形量により管理する方式である。
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盛土の締固めの管理には、大きく二つの考え方があります。できあがった盛土の状態を測って管理するか、締め固める作業の手順そのものを決めて管理するかの違いです。
品質規定方式は、できあがりの品質を数値で定め、それを測って合否を判断する方式です。具体的には、締固め度(現場の乾燥密度を室内の突固め試験で得た最大乾燥密度で割った比)による規定、空気間隙率や飽和度による規定、支持力や強度(CBR値や平板載荷試験による値)による規定、そして施工した盛土の変形量による規定があります。施工の方法は受注者が自由に選べるという利点があります。
工法規定方式は、使用する締固め機械の機種と重量、まき出し厚さ、締固め回数などをあらかじめ定め、そのとおりに施工したことをもって管理する方式です。近年は、締固め機械の位置を人工衛星や自動追尾式のトータルステーションで測り、転圧回数を面的に記録して管理する方法が普及しています。土質が一様で、あらかじめ試験施工により適切な工法を確かめられる場合に適します。
両者を取り違えないためには、「品質=できあがりを測る」「工法=やり方を決める」と押さえておくとよいでしょう。
(根拠:日本道路協会 道路土工の各指針が示す締固め管理の考え方によります)
他の選択肢が不適切な理由
「工法規定方式は、締固め度の測定結果により管理する方式である。」は誤りです。締固め度による管理は、できあがりの品質を測る品質規定方式です。
「品質規定方式は、締固め機械の機種や締固め回数のみを定める方式である。」も誤りです。機種や締固め回数を定めるのは工法規定方式です。
「工法規定方式は、施工した盛土の変形量により管理する方式である。」も誤りです。変形量による規定は品質規定方式のひとつです。