足場(一側足場を除く。)における高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の基準に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
- ①つり足場の場合を除き、幅は40cm以上とすること。
- ②つり足場の場合を除き、幅は20cm以上とすること。
- ③つり足場の場合を除き、床材間のすき間は10cm以下とする。
- ④つり足場の場合を除き、床材と建地とのすき間は30cm未満。
答えと解説を見る
足場の作業床は、作業する人が立つ床そのものであり、ここが狭かったり穴が空いていたりすると、そのまま墜落や物の落下につながります。そこで、足場における高さ2m以上の作業場所には作業床を設けることとし、その寸法まで細かく定められています。
つり足場の場合を除き、幅は40cm以上とします。人が体の向きを変え、工具を持って作業するために必要な最小限の広さという考え方です。床材間のすき間は3cm以下とします。工具や部材が下へ落ちるのを防ぐための値で、握りこぶしが通らない程度にすき間を抑える意味があります。床材と建地とのすき間は12cm未満とします。ここは足を踏み外して体が落ちる隙間ができやすい場所で、12cmを超えると足が入り込む危険が生じるためです。
これらの寸法は、いずれも「人や物が通り抜けてしまう大きさをつくらない」という一貫した考え方でできています。数値を単独で覚えるより、何を通さないための値かで整理すると混同しにくくなります。
(根拠:労働安全衛生規則第563条第1項第2号によります)
他の選択肢が不適切な理由
「つり足場の場合を除き、幅は20cm以上とすること。」は誤りです。正しくは40cm以上で、20cmでは作業に必要な足場の広さを確保できません。
「つり足場の場合を除き、床材間のすき間は10cm以下とする。」も誤りです。正しくは3cm以下で、10cmでは工具や小さな部材が落下します。
「つり足場の場合を除き、床材と建地とのすき間は30cm未満。」も誤りです。正しくは12cm未満で、30cmでは人が落ちる大きさの隙間になります。