問13-7
地すべり防止工の分類に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①抑制工は、構造物により地すべりを直接止める工法である。
- ②抑止工は、構造物により地すべりの運動を止める工法である。
- ③抑制工は、地すべりが活発なときには用いない工法である。
- ④抑止工は、地下水を排除して滑動力を減らすための工法である。
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正解
②抑止工は、構造物により地すべりの運動を止める工法である。
解説
地すべり防止工は、抑制工と抑止工の二つに大きく分かれます。この区分は、地すべりを起こしている力に対して、何によって働きかけるかの違いです。
抑制工は、地形や地下水といった自然の条件そのものを変えることで、地すべりを起こしにくくする工法です。地下水を抜いてすべりやすさを減らす、頭部の土を取り除いて滑らせる力を小さくする、末端に盛土して抵抗する力を大きくする、といったものが該当します。
抑止工は、杭やアンカー、擁壁といった構造物の強さで地すべりの運動を直接止める工法です。土塊が動こうとする力を、構造物が受け止めて押しとどめる、という考え方になります。
言葉で覚えるなら、抑制工は「地すべりの起こる条件を弱める」、抑止工は「構造物で押さえつける」と対応させると混乱しません。実際の計画では、まず抑制工で運動を落ち着かせ、それでも安全率が足りない分を抑止工で補うのが基本です。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)
他の選択肢が不適切な理由
「抑制工は、構造物により地すべりを直接止める工法である。」は誤りで、それは抑止工の説明です。
「抑制工は、地すべりが活発なときには用いない工法である。」も誤りで、活発に動いているときこそ、まず抑制工で運動を緩和します。
「抑止工は、地下水を排除して滑動力を減らすための工法である。」も誤りで、地下水排除工は抑制工に分類されます。
地すべり防止工は、抑制工と抑止工の二つに大きく分かれます。この区分は、地すべりを起こしている力に対して、何によって働きかけるかの違いです。
抑制工は、地形や地下水といった自然の条件そのものを変えることで、地すべりを起こしにくくする工法です。地下水を抜いてすべりやすさを減らす、頭部の土を取り除いて滑らせる力を小さくする、末端に盛土して抵抗する力を大きくする、といったものが該当します。
抑止工は、杭やアンカー、擁壁といった構造物の強さで地すべりの運動を直接止める工法です。土塊が動こうとする力を、構造物が受け止めて押しとどめる、という考え方になります。
言葉で覚えるなら、抑制工は「地すべりの起こる条件を弱める」、抑止工は「構造物で押さえつける」と対応させると混乱しません。実際の計画では、まず抑制工で運動を落ち着かせ、それでも安全率が足りない分を抑止工で補うのが基本です。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)
他の選択肢が不適切な理由
「抑制工は、構造物により地すべりを直接止める工法である。」は誤りで、それは抑止工の説明です。
「抑制工は、地すべりが活発なときには用いない工法である。」も誤りで、活発に動いているときこそ、まず抑制工で運動を緩和します。
「抑止工は、地下水を排除して滑動力を減らすための工法である。」も誤りで、地下水排除工は抑制工に分類されます。