2026年版・3-7

地すべり防止工と急傾斜地崩壊防止工の一問一答

1級土木施工管理技士「専門土木」から、地すべり防止工と急傾斜地崩壊防止工に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-7

地すべり防止工の分類に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①抑制工は、構造物により地すべりを直接止める工法である。
  • ②抑止工は、構造物により地すべりの運動を止める工法である。
  • ③抑制工は、地すべりが活発なときには用いない工法である。
  • ④抑止工は、地下水を排除して滑動力を減らすための工法である。
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正解 ②抑止工は、構造物により地すべりの運動を止める工法である。
解説
地すべり防止工は、抑制工と抑止工の二つに大きく分かれます。この区分は、地すべりを起こしている力に対して、何によって働きかけるかの違いです。
抑制工は、地形や地下水といった自然の条件そのものを変えることで、地すべりを起こしにくくする工法です。地下水を抜いてすべりやすさを減らす、頭部の土を取り除いて滑らせる力を小さくする、末端に盛土して抵抗する力を大きくする、といったものが該当します。
抑止工は、杭やアンカー、擁壁といった構造物の強さで地すべりの運動を直接止める工法です。土塊が動こうとする力を、構造物が受け止めて押しとどめる、という考え方になります。
言葉で覚えるなら、抑制工は「地すべりの起こる条件を弱める」、抑止工は「構造物で押さえつける」と対応させると混乱しません。実際の計画では、まず抑制工で運動を落ち着かせ、それでも安全率が足りない分を抑止工で補うのが基本です。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「抑制工は、構造物により地すべりを直接止める工法である。」は誤りで、それは抑止工の説明です。
「抑制工は、地すべりが活発なときには用いない工法である。」も誤りで、活発に動いているときこそ、まず抑制工で運動を緩和します。
「抑止工は、地下水を排除して滑動力を減らすための工法である。」も誤りで、地下水排除工は抑制工に分類されます。
問23-7

地すべり防止工の排土工と押え盛土工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①排土工は、地すべり土塊の末端部を排除するための工法である。
  • ②押え盛土工は、地すべり土塊の頭部に盛土する工法である。
  • ③排土工は、抑止工に分類される代表的な工法である。
  • ④押え盛土工は、地すべり土塊の末端部に盛土する工法である。
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正解 ④押え盛土工は、地すべり土塊の末端部に盛土する工法である。
解説
地すべりは、斜面の土塊を滑らせようとする力(滑動力)と、それに耐える力(抵抗力)のつり合いで決まります。抵抗力より滑動力が大きくなったときに動き出すので、対策は「滑らせる力を減らす」か「耐える力を増やす」かのどちらかになります。
排土工は、地すべり土塊の頭部(上のほう)の土を取り除く工法です。斜面の上にある土は、坂を下ろうとする力の源そのものですから、これを減らせば滑動力が小さくなります。頭部を削るという点が要点です。
押え盛土工は、地すべり土塊の末端部(下のほう)に土を盛る工法です。滑り出そうとする土塊の足元に重しを置いて押さえ込む形になり、抵抗力が増します。末端に盛るという点が要点です。
頭部を削って、末端に盛る。この一対で覚えておけば、頭部と末端を入れ替えた選択肢に惑わされません。どちらも自然条件を変える工法なので、抑止工ではなく抑制工に分類されます。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「排土工は、地すべり土塊の末端部を排除するための工法である。」は誤りで、末端の土を除くとかえって抵抗力が減り危険です。排土は頭部で行います。
「押え盛土工は、地すべり土塊の頭部に盛土する工法である。」も誤りで、頭部に盛土すると滑動力が増えて逆効果です。
「排土工は、抑止工に分類される代表的な工法である。」も誤りで、排土工は抑制工に分類されます。
問33-7

地すべり防止工の横ボーリング工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①帯水層をねらって上向きに削孔し、地下水を抜く工法である。
  • ②地表面の水を集めて、速やかに流下させるための工法である。
  • ③地下水位より上の不飽和帯をねらって削孔する工法である。
  • ④下向きに削孔して、地下水をポンプでくみ上げる工法である。
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正解 ①帯水層をねらって上向きに削孔し、地下水を抜く工法である。
解説
地すべりの引き金になるのは、ほとんどの場合が地下水です。すべり面の付近に水がたまると、土粒子どうしを押し付けている力(有効応力)が減って抵抗力が下がり、同時に水圧そのものが土塊を押し上げるように働くため、斜面は一気に不安定になります。したがって、地下水を抜くことは地すべり対策の基本中の基本です。
横ボーリング工は、斜面の下方からほぼ水平に、正確にはやや上向きに孔を掘り、地下水がたまっている層(帯水層)まで届かせて水を抜く工法です。上向きに掘るのは、たまった水が自然に孔をつたって流れ出るようにするためで、ポンプを使わずに排水を続けられます。動力を必要とせず、維持管理も容易であることから、最も一般的な地下水排除工となっています。
ねらうのは、水で満たされた帯水層やすべり面の付近です。水のない不飽和帯を掘っても排水の効果はありません。また、地表を流れる水を集めて流下させるのは水路工などの地表水排除工であり、別の工法です。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「地表面の水を集めて、速やかに流下させるための工法である。」は誤りで、それは地表水排除工の説明です。
「地下水位より上の不飽和帯をねらって削孔する工法である。」も誤りで、水を含む帯水層をねらわなければ効果がありません。
「下向きに削孔して、地下水をポンプでくみ上げる工法である。」も誤りで、上向きに削孔して自然に排水させます。
問43-7

地すべり防止工の集水井工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①集水井の底部から、鉛直下向きに集水ボーリングを行う。
  • ②集めた地下水は、原則としてポンプでくみ上げて排除する。
  • ③井筒から放射状に集水ボーリングを行い、地下水を集める。
  • ④集水井は、すべり面より浅い位置に設置するものである。
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正解 ③井筒から放射状に集水ボーリングを行い、地下水を集める。
解説
集水井工は、地すべり地の中に円形の井戸(井筒)を掘り下げ、その内側から周囲へ向かって集水ボーリングを放射状に打ち込む工法です。横ボーリング工だけでは届かない広い範囲や深い位置の地下水を、一か所にまとめて集めることができます。傘の骨のように四方へボーリングを伸ばして水を集める、とイメージすると分かりやすくなります。
集めた水は、井筒の底から排水ボーリングやトンネルによって自然に斜面下方へ流し出します。ポンプによるくみ上げは、動力が止まると排水も止まってしまい、長期にわたって斜面の安全を守る施設としては信頼性に欠けるため、原則としません。自然排水を基本とするのは、横ボーリング工と共通する考え方です。
また、井筒はすべり面を貫いて、その下の動かない地盤(不動地盤)まで根入れします。すべり面より浅い位置で止めると、地すべりが動いたときに井筒そのものがずれて壊れてしまいます。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「集水井の底部から、鉛直下向きに集水ボーリングを行う。」は誤りで、集水は井筒から放射状に行います。
「集めた地下水は、原則としてポンプでくみ上げて排除する。」も誤りで、原則は自然排水です。
「集水井は、すべり面より浅い位置に設置するものである。」も誤りで、すべり面を貫いて不動地盤まで根入れします。
問53-7

地すべり防止工の杭工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①杭は、すべり面より浅い深さまで打ち込めばよいとされる。
  • ②杭は、すべり面を貫いて不動地盤まで十分に貫入させる。
  • ③杭は、地すべり土塊の頭部に集中して設置するのが原則である。
  • ④杭工は、地下水を排除する抑制工の一つに分類される。
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正解 ②杭は、すべり面を貫いて不動地盤まで十分に貫入させる。
解説
杭工は、鋼管杭などを地すべり土塊に打ち込み、その曲げ抵抗とせん断抵抗によって土塊の動きを止める抑止工です。
この工法が成り立つための絶対条件が、杭をすべり面より深く、動かない地盤(不動地盤)まで十分に貫入させることです。杭の下半分が不動地盤にしっかり固定されて初めて、上半分が動こうとする土塊を受け止められます。もし杭がすべり面より浅い深さまでしか入っていなければ、杭は土塊と一緒に動いてしまい、まったく抵抗になりません。地面に刺した棒が浅いと簡単に倒れるのと同じ理屈です。
設置位置は、地すべり土塊の中央部よりやや下部、すべり面の勾配が比較的緩やかで、杭に作用する力を受け止められる範囲を選びます。頭部に集中して設置しても、その下の土塊がそのまま動いてしまうため効果が期待できません。
なお杭工は構造物で運動を止める工法なので、抑制工ではなく抑止工に分類されます。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「杭は、すべり面より浅い深さまで打ち込めばよいとされる。」は誤りで、杭が土塊と一緒に動いてしまい抵抗になりません。
「杭は、地すべり土塊の頭部に集中して設置するのが原則である。」も誤りで、中央部よりやや下部に配置するのが一般的です。
「杭工は、地下水を排除する抑制工の一つに分類される。」も誤りで、杭工は構造物で運動を止める抑止工です。
問63-7

地すべり防止工のグラウンドアンカー工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①アンカー体は、地すべり土塊の中に定着させるものである。
  • ②アンカーには、圧縮力を与えて斜面を押さえつけるものである。
  • ③アンカー体を不動地盤に定着し、引張力で土塊を締め付ける。
  • ④アンカー工は、地下水を排除する抑制工に分類される。
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正解 ③アンカー体を不動地盤に定着し、引張力で土塊を締め付ける。
解説
グラウンドアンカー工は、斜面の表面から不動地盤まで孔を掘り、その奥にアンカー体(セメントミルクで固めた定着部)をつくり、そこから引っ張った鋼材(テンドン)を斜面表面の受圧板で固定する工法です。
力の流れを整理すると理解しやすくなります。鋼材を引っ張って緊張させると、その反力で受圧板が斜面表面を地山へ押し付けます。すると、すべり面に垂直に押し付ける力が増えて摩擦抵抗が大きくなり、同時に、引張力の斜面に沿った成分が土塊を上向きに引き止めます。この二つの効果で地すべりを止めます。
ここで決定的に重要なのが、アンカー体を必ず動かない地盤に定着させることです。定着部が地すべり土塊の中にあると、押さえる相手と押さえる足場が同じものになってしまい、土塊が動けばアンカーも一緒に動くだけで、まったく効果がありません。
なお、アンカーに与えるのは引張力であり、圧縮力ではありません。構造物で運動を止める工法なので抑止工に分類されます。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「アンカー体は、地すべり土塊の中に定着させるものである。」は誤りで、不動地盤に定着させなければ抵抗が得られません。
「アンカーには、圧縮力を与えて斜面を押さえつけるものである。」も誤りで、テンドンに与えるのは引張力です。
「アンカー工は、地下水を排除する抑制工に分類される。」も誤りで、アンカー工は抑止工に分類されます。
問73-7

地すべり防止工の工法と、その区分の組合せとして、適当でないものはどれか。

  • ①横ボーリング工 ---- 抑止工
  • ②グラウンドアンカー工 ---- 抑止工
  • ③地表水排除工 ---- 抑制工
  • ④押え盛土工 ---- 抑制工
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正解 ①横ボーリング工 ---- 抑止工
解説
工法がどちらの区分に入るかは、その工法が何によって地すべりを止めているかで判断できます。自然条件(地形や地下水)を変えるものは抑制工、構造物の強さで運動を受け止めるものは抑止工です。
横ボーリング工は、地下水を抜いてすべりにくい状態にする工法であり、構造物で押さえつけているわけではありません。したがって抑制工に分類され、抑止工とする組合せは誤りです。同じ地下水排除工である集水井工、排水トンネル工、暗渠工も、すべて抑制工です。
抑止工に分類されるのは、杭工、深礎工、シャフト工、グラウンドアンカー工、擁壁工など、構造部材の抵抗力で土塊を止めるものです。
地表水排除工(水路工や浸透防止工)は、雨水が地中へしみ込むのを減らして地下水の増加を防ぐ工法で、押え盛土工は末端に重しを置いて抵抗力を増やす工法です。どちらも自然条件に働きかけるものなので抑制工にあたります。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「グラウンドアンカー工 ---- 抑止工」は正しい組合せで、引張力によって土塊を締め付ける構造物による工法です。
「地表水排除工 ---- 抑制工」も正しく、地表水の浸透を減らして地下水の増加を抑える工法です。
「押え盛土工 ---- 抑制工」も正しく、末端部に盛土して抵抗力を増やす工法です。
問83-7

地すべり防止工の計画に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①抑止工を主体とし、抑制工は用いないのが原則である。
  • ②地すべりが活発なときは、まず抑止工から施工に着手する。
  • ③抑制工と抑止工とを併用することは認められていない。
  • ④抑制工を主体とし、必要に応じて抑止工を組み合わせる。
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正解 ④抑制工を主体とし、必要に応じて抑止工を組み合わせる。
解説
地すべり対策の計画では、抑制工を主体とし、それだけでは安全率が確保できない場合に抑止工を組み合わせる、というのが原則です。
理由は、力の大きさにあります。地すべりで動く土塊は数万m³から数十万m³にも及び、その滑動力はきわめて大きなものです。これを構造物だけで受け止めようとすると、膨大な数の杭やアンカーが必要になり、経済的に成り立たないうえ、構造物の能力を超えれば一気に破壊されます。一方、地下水を抜き、頭部を削り、末端に盛るといった抑制工は、地すべりを起こしている原因そのものを弱めるため、費用対効果が高く、効果も長続きします。
また施工の順序として、地すべりが活発に動いている段階でいきなり抑止工を施工してはいけません。動いている土塊の中では杭やアンカーが変形・破断してしまい、危険なうえ無駄になります。まず抑制工で運動を緩和し、動きが落ち着いたことを観測で確認してから抑止工に取りかかります。両者は対立するものではなく、組み合わせて用いるのが通常です。
(根拠:地すべり防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「抑止工を主体とし、抑制工は用いないのが原則である。」は誤りで、抑止工だけに頼る計画は不経済かつ危険です。
「地すべりが活発なときは、まず抑止工から施工に着手する。」も誤りで、先に抑制工で運動を緩和します。
「抑制工と抑止工とを併用することは認められていない。」も誤りで、両者を組み合わせるのが一般的です。
問93-7

急傾斜地崩壊防止工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

  • ①法枠工は、地表水を集めて排除するための抑制工の一つである。
  • ②植生工は、崩壊土砂を受け止めるための抑止工である。
  • ③待受け式擁壁工は、斜面下方で崩壊土砂を受け止める工である。
  • ④排水工は、斜面の崩壊を直接抑え込む抑止工の一つである。
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正解 ③待受け式擁壁工は、斜面下方で崩壊土砂を受け止める工である。
解説
急傾斜地崩壊防止工は、傾斜度30度以上、高さ5m以上といった急な斜面(がけ)の崩壊から人家などを守るための工事です。工法は、崩壊そのものを起こさせない工と、崩れた土砂を受け止める工に分けて考えます。
待受け式擁壁工は、崩れる可能性のある斜面の下方に擁壁を設け、万一崩壊が起きたときに落ちてきた土砂を擁壁の背後で受け止める工法です。斜面そのものを補強するのが難しい場合や、斜面の上部に手が届かない場合に有効で、擁壁と斜面の間に土砂をためる空間(ポケット)を確保して計画します。
他の工法も役割で整理できます。法枠工は、斜面に格子状の枠をつくり、必要に応じてアンカーと組み合わせて斜面を押さえる工で、抑止工にあたります。植生工は、草木の根で表層の土をつなぎとめ、雨水による侵食を防ぐ工で、崩壊土砂を受け止める力はありません。排水工は、地表水や地下水を排除して崩壊しにくい状態にする工で、抑制工に分類されます。
(根拠:急傾斜地崩壊防止工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「法枠工は、地表水を集めて排除するための抑制工の一つである。」は誤りで、法枠工は斜面を押さえる抑止工です。
「植生工は、崩壊土砂を受け止めるための抑止工である。」も誤りで、植生工は表層の侵食を防ぐ工であり土砂を受け止める強度はありません。
「排水工は、斜面の崩壊を直接抑え込む抑止工の一つである。」も誤りで、排水工は条件を改善する抑制工です。
問103-7

落石対策工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①落石防護柵は、落下してきた落石を受け止める工である。
  • ②ロックボルト工は、落石を受け止める落石防護工である。
  • ③浮石の除去は、落石の発生自体を防ぐ予防工にあたる。
  • ④ロックシェッドは、道路を覆って落石から守る工である。
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正解 ②ロックボルト工は、落石を受け止める落石防護工である。
解説
落石対策工は、落石予防工と落石防護工の二つに分けて考えるのが基本です。分け方はきわめて単純で、落石が落ちる前に手を打つのが予防工、落ちてきたものを受け止めるのが防護工です。
ロックボルト工は、斜面の浮石や不安定な岩塊を、その奥の安定した岩盤に鋼棒で縫い付けて固定する工法です。石が落ちること自体を起こさせないための工なので、落石予防工に分類されます。落ちてきた落石を受け止める防護工ではありません。ほかに予防工には、浮石・転石の除去、根固め、ワイヤロープ掛工などがあります。
落石防護工には、斜面下部に立てて落石を受け止める落石防護柵、斜面を金網で覆って落石の勢いを弱めながら下へ導く落石防護網、道路の上部を屋根状の構造物で覆って落石から通行を守るロックシェッドなどがあります。
予防工は「落とさない」、防護工は「受け止める」と対応させて整理すれば、名称と分類を取り違えることがなくなります。
(根拠:落石対策工に関する一般的な計画・設計の考え方によります)

他の選択肢が不適切な理由
「落石防護柵は、落下してきた落石を受け止める工である。」は正しく、落石防護工の代表例です。
「浮石の除去は、落石の発生自体を防ぐ予防工にあたる。」も正しく、危険な石をあらかじめ取り除く予防工です。
「ロックシェッドは、道路を覆って落石から守る工である。」も正しく、道路を構造物で覆う落石防護工です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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