問13-20
上水道の配水管に用いる管種の特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①ダクタイル鋳鉄管は、強度が大きくじん性に富むが質量が大きい。
- ②鋼管は、じん性に富み溶接継手により一体化できるが腐食する。
- ③硬質塩化ビニル管は、軽量で耐食性に優れるが熱に弱い。
- ④水道配水用ポリエチレン管は、重いが有機溶剤に侵されない。
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正解
④水道配水用ポリエチレン管は、重いが有機溶剤に侵されない。
解説
配水管の管種選定は、その路線にどんな力・どんな環境が加わるかを見て、長所と短所を突き合わせて決める作業です。管種ごとの弱点を知っておくことが、そのまま設計・施工上の注意点になります。
水道配水用ポリエチレン管は、比重がおよそ0.95と水とほぼ同じで、金属管に比べてきわめて軽い管です。軽いので運搬や布設が容易で、電気融着(EF)継手によって管と継手が一体化するため、地震時の地盤変位にも追従しやすい耐震性の高い管として広く用いられています。したがって「重い」という記述は事実に反します。
さらにポリエチレンは有機溶剤に対して弱く、ガソリンや灯油などが漏れた土壌に埋設すると、管壁を透過して水質事故を起こすおそれがあります。給油所の周辺などでは、他の管種に変更するか、さや管等で防護する配慮が必要です。つまり「有機溶剤に侵されない」という点も逆で、2つの記述がいずれも誤っています。
(根拠:水道施設設計指針(日本水道協会)の配水管の管種に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「ダクタイル鋳鉄管は、強度が大きくじん性に富むが質量が大きい。」は正しい記述です。鋳鉄に黒鉛を球状化させてねばり強さを与えた管で、内圧・外圧に強い反面、重いため運搬・据付に重機を要します。
「鋼管は、じん性に富み溶接継手により一体化できるが腐食する。」も正しく、溶接によって管路を一体化できる一方、内外面に塗覆装を施さなければ腐食が進みます。
「硬質塩化ビニル管は、軽量で耐食性に優れるが熱に弱い。」も正しく、軽く錆びない反面、熱や紫外線に弱く、低温時には衝撃に対してもろくなります。
配水管の管種選定は、その路線にどんな力・どんな環境が加わるかを見て、長所と短所を突き合わせて決める作業です。管種ごとの弱点を知っておくことが、そのまま設計・施工上の注意点になります。
水道配水用ポリエチレン管は、比重がおよそ0.95と水とほぼ同じで、金属管に比べてきわめて軽い管です。軽いので運搬や布設が容易で、電気融着(EF)継手によって管と継手が一体化するため、地震時の地盤変位にも追従しやすい耐震性の高い管として広く用いられています。したがって「重い」という記述は事実に反します。
さらにポリエチレンは有機溶剤に対して弱く、ガソリンや灯油などが漏れた土壌に埋設すると、管壁を透過して水質事故を起こすおそれがあります。給油所の周辺などでは、他の管種に変更するか、さや管等で防護する配慮が必要です。つまり「有機溶剤に侵されない」という点も逆で、2つの記述がいずれも誤っています。
(根拠:水道施設設計指針(日本水道協会)の配水管の管種に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「ダクタイル鋳鉄管は、強度が大きくじん性に富むが質量が大きい。」は正しい記述です。鋳鉄に黒鉛を球状化させてねばり強さを与えた管で、内圧・外圧に強い反面、重いため運搬・据付に重機を要します。
「鋼管は、じん性に富み溶接継手により一体化できるが腐食する。」も正しく、溶接によって管路を一体化できる一方、内外面に塗覆装を施さなければ腐食が進みます。
「硬質塩化ビニル管は、軽量で耐食性に優れるが熱に弱い。」も正しく、軽く錆びない反面、熱や紫外線に弱く、低温時には衝撃に対してもろくなります。