問13-19
シールド工法に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①シールド工法は、硬岩の山岳部で最も多く用いられている。
- ②シールドで地山を保持しながら掘進し、覆工を組み立てる。
- ③シールド工法は、地下水位以下では採用できない工法である。
- ④シールド工法は、掘削と覆工を別の工区で行う工法である。
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正解
②シールドで地山を保持しながら掘進し、覆工を組み立てる。
解説
シールド工法は、鋼製の円筒(シールド)を地中へ押し込みながらトンネルを築く工法です。円筒そのものが周囲の地山を押さえる仮の壁になるため、地山が自立しない軟らかい地盤でも、掘った穴が崩れずに作業空間を保てます。
作業の流れは次のとおりです。シールドの先端で地山を掘削し、後方にある推進ジャッキで反力を取ってシールド本体を前進させます。前進した分だけ後方(テール部)に空間ができるので、そこでセグメントと呼ばれるプレキャストの部材をリング状に組み立て、トンネルの覆工とします。次はその組み立てたリングを反力としてジャッキを押し、また前進する、という繰り返しです。つまり掘削と覆工の組立てが同じ機械の中で一連に行われる点が、この工法の本質です。
この仕組みから、適用場所も決まってきます。地山が自立せず、地下水位が高く、地表には家屋や道路があって開削できない都市部の軟弱地盤こそ、シールド工法の主たる舞台です。切羽を密閉して圧力をかける密閉型を用いれば、地下水位以下でも施工できます。逆に、地山が自立する硬岩の山岳部では、山岳工法のほうが経済的です。
(根拠:トンネル標準示方書(土木学会)のシールド工法に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「シールド工法は、硬岩の山岳部で最も多く用いられている。」は誤りです。硬岩で地山が自立する場所では山岳工法が用いられ、シールド工法は主に都市部の軟弱地盤で採用されます。
「シールド工法は、地下水位以下では採用できない工法である。」も誤りです。密閉型シールドは切羽に土圧や泥水圧をかけて地下水圧に対抗できるため、地下水位以下こそ主な適用場面です。
「シールド工法は、掘削と覆工を別の工区で行う工法である。」も誤りです。掘進とセグメントの組立てを同じ機械の中で交互に繰り返すのがシールド工法の基本です。
シールド工法は、鋼製の円筒(シールド)を地中へ押し込みながらトンネルを築く工法です。円筒そのものが周囲の地山を押さえる仮の壁になるため、地山が自立しない軟らかい地盤でも、掘った穴が崩れずに作業空間を保てます。
作業の流れは次のとおりです。シールドの先端で地山を掘削し、後方にある推進ジャッキで反力を取ってシールド本体を前進させます。前進した分だけ後方(テール部)に空間ができるので、そこでセグメントと呼ばれるプレキャストの部材をリング状に組み立て、トンネルの覆工とします。次はその組み立てたリングを反力としてジャッキを押し、また前進する、という繰り返しです。つまり掘削と覆工の組立てが同じ機械の中で一連に行われる点が、この工法の本質です。
この仕組みから、適用場所も決まってきます。地山が自立せず、地下水位が高く、地表には家屋や道路があって開削できない都市部の軟弱地盤こそ、シールド工法の主たる舞台です。切羽を密閉して圧力をかける密閉型を用いれば、地下水位以下でも施工できます。逆に、地山が自立する硬岩の山岳部では、山岳工法のほうが経済的です。
(根拠:トンネル標準示方書(土木学会)のシールド工法に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「シールド工法は、硬岩の山岳部で最も多く用いられている。」は誤りです。硬岩で地山が自立する場所では山岳工法が用いられ、シールド工法は主に都市部の軟弱地盤で採用されます。
「シールド工法は、地下水位以下では採用できない工法である。」も誤りです。密閉型シールドは切羽に土圧や泥水圧をかけて地下水圧に対抗できるため、地下水位以下こそ主な適用場面です。
「シールド工法は、掘削と覆工を別の工区で行う工法である。」も誤りです。掘進とセグメントの組立てを同じ機械の中で交互に繰り返すのがシールド工法の基本です。