問13-16
防波堤の型式に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①直立堤は、軟弱な地盤や水深の浅い場所に適した型式である。
- ②混成堤は、捨石マウンドの上に直立部を設けた型式である。
- ③傾斜堤は、良好な地盤でなければ築造できない型式である。
- ④消波ブロック被覆堤は、波の反射を大きくする型式である。
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正解
②混成堤は、捨石マウンドの上に直立部を設けた型式である。
解説
防波堤は、港内を波から守る施設です。型式は「どうやって波の力を受け止め、その力を地盤へ伝えるか」で三つに大別され、海底地盤の良否と水深によって選びます。
混成堤は、海底に捨石を台形に積んで基礎マウンドをつくり、その上にケーソンなどの直立部を据え付ける型式です。下部の捨石マウンドが、直立部から来る荷重を広い面積に分散して地盤へ伝えるため、直立堤ほど良好な地盤を必要としません。またマウンドの高さを調整することで、水深が深い場所にも対応できます。両方の型式の長所を組み合わせた形といえ、日本の防波堤で最も多く用いられています。
直立堤は、海底に直接、鉛直な壁体を据える型式で、良好な地盤と、洗掘のおそれが小さいことが条件になります。傾斜堤は、捨石や異形コンクリートブロックを台形に積み上げた型式で、施工が容易で軟弱地盤にも対応できますが、水深が深くなると材料が急に増えて不経済になります。
消波ブロック被覆堤は、直立部や混成堤の前面を消波ブロックで覆い、波の反射と越波を抑える型式です。
(根拠:港湾の施設の技術上の基準・同解説の防波堤に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「直立堤は、軟弱な地盤や水深の浅い場所に適した型式である。」は誤りです。直立堤は狭い底面で壁体を支えるため、良好な地盤であることが前提となります。
「傾斜堤は、良好な地盤でなければ築造できない型式である。」も誤りです。傾斜堤は捨石やブロックの集合体で底面が広く、変形にも追随できるため、むしろ軟弱地盤に適します。
「消波ブロック被覆堤は、波の反射を大きくする型式である。」も誤りです。前面をブロックで覆う目的は、波のエネルギーを消散させて反射波と越波を小さくすることにあります。
防波堤は、港内を波から守る施設です。型式は「どうやって波の力を受け止め、その力を地盤へ伝えるか」で三つに大別され、海底地盤の良否と水深によって選びます。
混成堤は、海底に捨石を台形に積んで基礎マウンドをつくり、その上にケーソンなどの直立部を据え付ける型式です。下部の捨石マウンドが、直立部から来る荷重を広い面積に分散して地盤へ伝えるため、直立堤ほど良好な地盤を必要としません。またマウンドの高さを調整することで、水深が深い場所にも対応できます。両方の型式の長所を組み合わせた形といえ、日本の防波堤で最も多く用いられています。
直立堤は、海底に直接、鉛直な壁体を据える型式で、良好な地盤と、洗掘のおそれが小さいことが条件になります。傾斜堤は、捨石や異形コンクリートブロックを台形に積み上げた型式で、施工が容易で軟弱地盤にも対応できますが、水深が深くなると材料が急に増えて不経済になります。
消波ブロック被覆堤は、直立部や混成堤の前面を消波ブロックで覆い、波の反射と越波を抑える型式です。
(根拠:港湾の施設の技術上の基準・同解説の防波堤に関する記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「直立堤は、軟弱な地盤や水深の浅い場所に適した型式である。」は誤りです。直立堤は狭い底面で壁体を支えるため、良好な地盤であることが前提となります。
「傾斜堤は、良好な地盤でなければ築造できない型式である。」も誤りです。傾斜堤は捨石やブロックの集合体で底面が広く、変形にも追随できるため、むしろ軟弱地盤に適します。
「消波ブロック被覆堤は、波の反射を大きくする型式である。」も誤りです。前面をブロックで覆う目的は、波のエネルギーを消散させて反射波と越波を小さくすることにあります。