問13-15
海岸堤防の形式に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①混成型は、傾斜型と直立型の両方の特徴をあわせもつ形式である。
- ②直立型は、軟弱な地盤で堤防用地が広い場合に適した形式である。
- ③傾斜型は、良好な地盤で堤防用地が狭い場合に適した形式である。
- ④緩傾斜型は、海浜の利用が想定されない場所で用いられている。
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正解
①混成型は、傾斜型と直立型の両方の特徴をあわせもつ形式である。
解説
海岸堤防は、高潮や波浪から背後の土地を守る施設です。形式は表法(海に面した側の斜面)の形で三つに分かれ、地盤の良否と用地の広さで選びます。
傾斜型は、表法を緩やかな勾配で築く形式です。堤体の底面が広くなるので地盤に伝わる応力が小さく、比較的軟弱な地盤でも成立します。堤体が土砂や捨石でできているため、前面が洗掘されても堤体が追随して沈み込み、致命的な破壊に至りにくいという順応性もあります。ただし用地は広く必要です。
直立型は、表法をほぼ鉛直に立ち上げる形式で、用地が狭くて済むかわりに、堤体の重さを狭い底面で支えるため良好な地盤が必要です。
混成型は、下部を捨石などの傾斜構造とし、その上に直立部を載せる形式で、両者の特徴をあわせもちます。水深が深い場所や、地盤がそれほど良好でない場所でも、直立型ほど厳しい地盤条件を求めずに用地を抑えられます。
緩傾斜型は傾斜型をさらに緩い勾配にしたもので、人が海辺へ下りやすく、海浜の利用を図りたい場所で採用されます。
(根拠:海岸保全施設の技術上の基準を定める省令および同解説の記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「直立型は、軟弱な地盤で堤防用地が広い場合に適した形式である。」は条件が逆です。直立型は狭い底面で堤体を支えるため良好な地盤が必要で、採用される主な理由は用地が狭いことにあります。
「傾斜型は、良好な地盤で堤防用地が狭い場合に適した形式である。」も逆です。傾斜型は底面が広く軟弱地盤に適し、そのぶん広い用地を必要とします。
「緩傾斜型は、海浜の利用が想定されない場所で用いられている。」も誤りです。緩傾斜型は勾配が緩く人が海辺へ近づきやすいため、むしろ海浜の利用を図る場所で採用されます。
海岸堤防は、高潮や波浪から背後の土地を守る施設です。形式は表法(海に面した側の斜面)の形で三つに分かれ、地盤の良否と用地の広さで選びます。
傾斜型は、表法を緩やかな勾配で築く形式です。堤体の底面が広くなるので地盤に伝わる応力が小さく、比較的軟弱な地盤でも成立します。堤体が土砂や捨石でできているため、前面が洗掘されても堤体が追随して沈み込み、致命的な破壊に至りにくいという順応性もあります。ただし用地は広く必要です。
直立型は、表法をほぼ鉛直に立ち上げる形式で、用地が狭くて済むかわりに、堤体の重さを狭い底面で支えるため良好な地盤が必要です。
混成型は、下部を捨石などの傾斜構造とし、その上に直立部を載せる形式で、両者の特徴をあわせもちます。水深が深い場所や、地盤がそれほど良好でない場所でも、直立型ほど厳しい地盤条件を求めずに用地を抑えられます。
緩傾斜型は傾斜型をさらに緩い勾配にしたもので、人が海辺へ下りやすく、海浜の利用を図りたい場所で採用されます。
(根拠:海岸保全施設の技術上の基準を定める省令および同解説の記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「直立型は、軟弱な地盤で堤防用地が広い場合に適した形式である。」は条件が逆です。直立型は狭い底面で堤体を支えるため良好な地盤が必要で、採用される主な理由は用地が狭いことにあります。
「傾斜型は、良好な地盤で堤防用地が狭い場合に適した形式である。」も逆です。傾斜型は底面が広く軟弱地盤に適し、そのぶん広い用地を必要とします。
「緩傾斜型は、海浜の利用が想定されない場所で用いられている。」も誤りです。緩傾斜型は勾配が緩く人が海辺へ近づきやすいため、むしろ海浜の利用を図る場所で採用されます。