問13-11
ダムの型式に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①重力式コンクリートダムは、アーチ作用で水圧を両岸へ伝える。
- ②アーチダムは、堤体の自重のみで水圧に抵抗する型式である。
- ③ロックフィルダムは、堤体の自重と広い底面で水圧に抵抗する。
- ④アースダムは、堅硬な岩盤がなければ築造できない型式である。
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正解
③ロックフィルダムは、堤体の自重と広い底面で水圧に抵抗する。
解説
ダムの型式は「貯水池の水が堤体を下流へ押す力を、どうやって受け止めるか」の違いで分かれます。ここを押さえると、型式ごとに要求される地形と地質が自然に理解できます。
ロックフィルダムは、岩石や土質材料を台形に高く盛り上げた堤体で、その大きな自重と、底面が非常に広いことによって水圧に抵抗します。底面が広いということは、同じ荷重をより広い面積で地盤に伝えられるということなので、単位面積あたりに地盤が受け持つ力は小さくて済みます。このためフィルダムは、コンクリートダムほど堅硬な岩盤を必要とせず、基礎地盤の条件が比較的緩い地点でも築造できます。堤体材料を現地付近から調達できる点も大きな利点です。
これに対し重力式コンクリートダムは、コンクリート堤体の自重によって滑動と転倒に抵抗します。アーチダムは、堤体をアーチ状に湾曲させ、水圧をアーチの圧縮力に変えて両岸の岩盤へ伝える型式で、そのぶん堤体を薄くできるかわりに、両岸に非常に堅硬な岩盤があり、谷幅が狭いことが条件になります。
(根拠:河川管理施設等構造令のダムに関する規定および土木学会のダム関係基準の記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「重力式コンクリートダムは、アーチ作用で水圧を両岸へ伝える。」は誤りです。アーチ作用で両岸へ力を伝えるのはアーチダムであり、重力式は名前のとおり堤体の重さで抵抗します。
「アーチダムは、堤体の自重のみで水圧に抵抗する型式である。」も誤りで、これは重力式の説明です。アーチダムは自重ではなくアーチ作用が主体であるため、堤体を薄くできます。
「アースダムは、堅硬な岩盤がなければ築造できない型式である。」も誤りです。アースダムは土質材料を主体とする型式で、基礎地盤に対する要求は各型式のなかで最も緩く、岩盤でない地点でも築造できます。
ダムの型式は「貯水池の水が堤体を下流へ押す力を、どうやって受け止めるか」の違いで分かれます。ここを押さえると、型式ごとに要求される地形と地質が自然に理解できます。
ロックフィルダムは、岩石や土質材料を台形に高く盛り上げた堤体で、その大きな自重と、底面が非常に広いことによって水圧に抵抗します。底面が広いということは、同じ荷重をより広い面積で地盤に伝えられるということなので、単位面積あたりに地盤が受け持つ力は小さくて済みます。このためフィルダムは、コンクリートダムほど堅硬な岩盤を必要とせず、基礎地盤の条件が比較的緩い地点でも築造できます。堤体材料を現地付近から調達できる点も大きな利点です。
これに対し重力式コンクリートダムは、コンクリート堤体の自重によって滑動と転倒に抵抗します。アーチダムは、堤体をアーチ状に湾曲させ、水圧をアーチの圧縮力に変えて両岸の岩盤へ伝える型式で、そのぶん堤体を薄くできるかわりに、両岸に非常に堅硬な岩盤があり、谷幅が狭いことが条件になります。
(根拠:河川管理施設等構造令のダムに関する規定および土木学会のダム関係基準の記載によります)
他の選択肢が不適切な理由
「重力式コンクリートダムは、アーチ作用で水圧を両岸へ伝える。」は誤りです。アーチ作用で両岸へ力を伝えるのはアーチダムであり、重力式は名前のとおり堤体の重さで抵抗します。
「アーチダムは、堤体の自重のみで水圧に抵抗する型式である。」も誤りで、これは重力式の説明です。アーチダムは自重ではなくアーチ作用が主体であるため、堤体を薄くできます。
「アースダムは、堅硬な岩盤がなければ築造できない型式である。」も誤りです。アースダムは土質材料を主体とする型式で、基礎地盤に対する要求は各型式のなかで最も緩く、岩盤でない地点でも築造できます。