水の流れの分類に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①等流は流速や水深が場所によって変わらない流れ
- ②定常流は時間とともに流速が変化する流れである
- ③層流は水の粒子が乱れずに流れる状態をいう
- ④乱流はレイノルズ数が大きいときに現れる流れ
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流れの分類は、何を基準に比べているのかを押さえると混乱しません。基準は「時間」と「場所」の二つです。
時間で分けるのが定常流と非定常流です。ある地点で見ていて、時間がたっても流速や水深が変わらない流れが定常流、変わる流れが非定常流です。したがって「定常流は時間とともに流速が変化する流れである」は誤りで、これは非定常流の説明になっています。洪水のように水位が刻々と変わる流れが非定常流の例です。
場所で分けるのが等流と不等流です。上流から下流へ移動しても流速や水深が変わらない流れが等流、変わる流れが不等流です。断面が一様で勾配も一定の長い水路では等流に近づきます。
もう一つの分類が層流と乱流です。水の粒子が互いに混じらず筋を保って流れるのが層流、細かい渦を伴って混じり合うのが乱流で、レイノルズ数という指標で判別します。値が大きいほど乱流になり、実際の河川や管路の流れはほとんどが乱流です。
(根拠:水理学における流れの分類(定常・非定常、等流・不等流、層流・乱流)によります)
他の選択肢が不適切な理由
「等流は流速や水深が場所によって変わらない流れ」は正しい記述で、場所を基準にした分類です。
「層流は水の粒子が乱れずに流れる状態をいう」も正しい記述で、流速が遅い場合などに現れます。
「乱流はレイノルズ数が大きいときに現れる流れ」も正しい記述で、実際の水路の流れの多くが該当します。