応力度及びひずみに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①応力度は部材に作用する力の大きさそのものである
- ②応力度は断面に生じる単位面積あたりの力である
- ③ひずみは変形量そのものを表す長さの単位をもつ
- ④せん断応力度は断面に垂直な向きに作用する
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同じ100kNの力でも、太い柱と細い柱では危険の度合いがまるで違います。そこで、力そのものではなく、断面1mm²あたりがどれだけ力を負担しているかで比べます。これが応力度で、単位はN/mm²です。
応力度には二種類あります。断面に垂直に働くものが垂直応力度で、引張や圧縮によって生じます。断面に沿って働くものがせん断応力度です。せん断応力度は断面に平行な向きであり、垂直ではありません。
一方ひずみは、変形の程度を表す量です。ただし変形量そのものではなく、元の長さに対する変形量の割合として表します。たとえば2,000mmの棒が2mm伸びたときのひずみは0.001です。割合なので単位を持ちません。
長さの単位を持たない形で表すことで、長い部材と短い部材の変形の度合いを同じ物差しで比べられるようになります。応力度が力を面積でならしたものであるのと同じ考え方です。
(根拠:材料力学における応力度及びひずみの定義によります)
他の選択肢が不適切な理由
「応力度は部材に作用する力の大きさそのものである」は誤りで、力を断面積で割った値です。
「ひずみは変形量そのものを表す長さの単位をもつ」も誤りで、元の長さに対する割合であり無次元です。
「せん断応力度は断面に垂直な向きに作用する」も誤りで、断面に沿った向きに作用します。