トラスの静定・不静定の判別に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①部材数と反力数の和が節点数に等しければ静定である
- ②部材数と反力数の和が節点数の2倍なら静定である
- ③部材数が節点数の2倍であれば静定である
- ④反力数が3であれば部材数によらず静定である
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トラスは、細長い部材の端どうしをピンでつないだ骨組で、各部材には伸ばす力か縮める力(軸方向力)だけが生じると考えます。この構造が計算だけで解けるかどうかを、数を数えるだけで判定できるのが判別式です。
考え方は、未知数の数と、立てられる式の本数を比べるというものです。未知数は、部材の軸方向力が部材数だけ、支点の反力が反力数だけあります。一方で式は、それぞれの節点について水平方向と鉛直方向のつり合いが立つので、節点数の2倍だけ作れます。
したがって、部材数と反力数の和が節点数の2倍と等しければ、未知数と式の数がちょうど釣り合い、つり合い条件だけで全部の部材力が求まります。これが静定トラスです。
和が節点数の2倍より大きければ式が足りず、部材の伸び縮みまで考えないと解けない不静定トラスになります。逆に小さければ式のほうが多く、形を保てない不安定な骨組ということになります。
(根拠:構造力学におけるトラスの静定・不静定の判別によります)
他の選択肢が不適切な理由
「部材数と反力数の和が節点数に等しければ静定である」は誤りで、節点1つにつき式は2本立つため、比べる相手は節点数の2倍です。
「部材数が節点数の2倍であれば静定である」も誤りで、反力数を数に入れていないため判別できません。
「反力数が3であれば部材数によらず静定である」も誤りで、反力が3でも部材の数が過不足であれば不静定にも不安定にもなります。